受付時間 9:00~17:30(火曜定休)

知っておきたい!二世帯住宅がうまくいく方法

 
この記事を書いている人 - WRITER -

二世帯住宅を考えている方で心配されるのが「本当にうまくいくのか」ということ。

 

お互いが昔から二世帯住宅を望んでいたのならまだしも、

 

  • 仕方ないから
  • 親孝行したいから
  • 先々の不安を考えると

 

という理由から二世帯住宅を考えておられる場合、どうしてもインターネットで目にする「二世帯の愚痴」に気が引きつけられることでしょう。

 

そこで今回は、二世帯住宅へのリフォームを得意とするアップクラフトが、これまでの経験から「二世帯住宅がうまくいく」ポイントについて解説していきます。

 

1: 二世帯住宅がうまくいくプランニングとは

二世帯住宅がうまくいくためには、住宅をリフォームするとか新築するとか行動を起こす前にプランニングをきちんとしておくことが大切です。

 

この部分に時間を使わず、成り行きや「まぁ、なんとかなるだろう」という気持ちで行動を起こしてしまうと、後々になって「こんなはずじゃなかったのに」と感じてしまうことが増えてしまいます。

 

(1)建てる前の心得

二世帯住宅を考えておられるということは、何らかの理由があるはずです。

 

  • 親の介護
  • 親孝行
  • 子供がそばにいると安心
  • 子供の面倒を見て欲しい
  • 土地活用
  • 将来の資産運用

 

いろいろとあります。そして理由は様々で良いと思います。ただし、ここで私たちが心得ておかないといけないことは、親世帯と子供世帯の間の関係性です。

 

かなり密接な関係性が今後の暮らしで必要なのか、それとも同じ建物に住んでいるだけで、必要なときだけ関係を持てれば良いのか。

 

この違いによって、どのような二世帯住宅の型(間取り)にするのかが変わってきます。

 

密接な関係性が必要で、お互いが望んでいるのに、簡単に行き来できない間取りでは暮らしづらくなります。反対に、必要なときだけ関わりたいのに、毎日お互いが関係を持ち続けるような間取りだと、息苦しくなりストレスを溜めてしまうことにもなりかねません。

 

どちらが良いとか悪いとかではなく、親世帯と子供世帯の関係性をきちんと見つめましょう。

 

(2)家族同士のつながり

関係性にも関わる話です。お互いの家族同士がどういったときに「つながりたい」のかを真剣に話し合いましょう。

 

  • 病気をしたとき
  • 子供の面倒を見て欲しいとき
  • 健康に暮らしているか知りたいとき

 

つながりたいタイミングによって、一緒に居るためのスペースを考える必要が出てきます。

 

  • リビング
  • キッチン
  • 吹き抜けのスペース

 

こういった部分に共有スペースを設けることで、お互いにとってより良いタイミングでつながれるようになります。

 

「お互いにストレスを感じない、ほどよい距離感」

 

これが二世帯住宅には必要です。

 

(3)生活リズムの違いから生まれる「音」問題

二世帯でトラブルになりやすいのが「音」の問題です。

 

  • キッチンの音
  • お風呂の音
  • ドライヤーの音
  • トイレの音
  • 玄関扉の音

 

というような生活音もあれば、

 

  • 子供部屋からの音
  • 二階部屋の足音
  • 来客時の音

 

などなど、世帯によって起こるタイミングが違う音もあります。

 

どちらの音も出している世帯は気になりませんが、もう一方の世帯にはストレスになることが多く、「音」が原因で険悪な状態になってしまうところもあります。

 

ある程度はお互い様ということもありますが、明らかに生活リズムの違いから音の出る時間帯が違うのは、やはり後から問題になります。

 

そこで、世帯別の生活リズムを書き出し確認しておくことが大切です。

 

(4)娘夫婦と息子夫婦の違いを知ろう

娘夫婦との二世帯の場合、共有部分が多くても比較的上手くいくことが多いです。「娘がそう言うなら」ということで、親世帯も歩み寄りやすいのでしょう。

 

反対に息子夫婦との二世帯となると、どうしても「嫁姑問題」が発生しやすくなるため、共有部分を少なくする方が上手くいきやすいものです。

 

親子での同居であることに違いはありませんが、こうした違いにも配慮しておきましょう。

 

(5)配慮が必要なバリアフリー

高齢者との同居や子育て中の家族との同居を考えるときには、バリアフリー対策も忘れないようにしておきましょう。

 

バリアフリー対策を後から行うと、費用も高くなりがちです。また、廊下や部屋のバリアフリー化は、廊下の幅や部屋の広さを狭めることになる可能性もあります。

 

玄関まわりやトイレ、浴室などはバリアフリーが必要かどうか検討しておきましょう。

 

2: 二世帯住宅がうまくいく最初の一歩

二世帯住宅がうまくいくためには、家族で次のことを話し合っておきましょう。

 

(1)希望をしっかり聞く

まずは同居する(同じ建物に住む)人「全員」に希望を聞きましょう。

 

正直に希望を出しておかないと、後悔の原因になってしまいます。

 

  • 共有するスペース
  • 共有したくないスペース
  • 光熱費
  • 税金
  • 洗濯場所や洗濯物を干す場所
  • ゴミを出す場所

 

「どういった間取りが希望なのか」だけではなく、生活する上で気になることを全て聞き出す必要があります。

 

(2)優先順位を見つける

希望が聞き出せると次の段階として、どうしても譲れないことから優先順位をつけます。

 

全ての希望を満足させることは出来ませんが、「まぁ、許せるかも」という部分と「絶対無理」という部分を見極めることが重要です。

 

(3)世帯の違いは価値観の違い

似ているような家族でも、世帯が違うと価値観も違います。

 

お互いのライフスタイルや暮らしの中での価値観を理解しておきましょう。

 

どの部分が似ているのか。どの部分は許容できるのか。許容できない部分はどこで、どうすれば気にならないのか。

 

価値観を変化させることは簡単ではありません。変化させるよりも、許容できる範囲を明確にしておきましょう。

 

3: 二世帯住宅で理解しておきたい間取り3つ

二世帯住宅には、代表的な3つの間取りがあります。

 

(1)完全分離型

親世帯と子供世帯が一つ屋根の下に住んでいますが、共有する部分がなく完全に別々の空間で暮らす間取りです。

 

ハイツ型の賃貸物件をイメージしていただくとわかりやすいと思います。

 

ライフスタイルや価値観が違っても、共有する部分がほとんどないため、比較的ストレスを感じずに暮らせます。

 

(2)一部共有型

リビングやキッチン、玄関など、どこかを共有するタイプです。

どこを共有するかは、それぞれ違います。

 

それとなく、お互いの暮らしを感じたい方におすすめです。

 

(3)完全同居型

一つの住宅へ2つの世帯が同居するタイプです。

寝室など一部分以外を共有するため、プライバシーに敏感な方はストレスになるかもしれません。

 

大家族での暮らしに慣れている方や、憧れを持っておられる方におすすめです。

 

4: まとめ

二世帯住宅は、今回お話しましたようなポイントを押さえながら検討していただきたいと思います。

 

これから長く暮らす場所ですから、気になることは隠さずに、最初に課題として検討することが大切です。

 

課題によっては上手に対処できないこともあると思います。そういうときには、二世帯住宅を得意としているアップクラフトのようなリフォーム業や住宅販売会社へご相談ください。

 

これまでの経験から、課題を解決するご提案ができると思います。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。