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エコキュートとエコジョーズとガス給湯器は何が違うの?

 
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昨今、リフォーム工事の中で人気なのが「オール電化」。ガスよりも安全性が高いという意見もあり、注目が集まっています。

 

また、オール電化にすると「省エネで電気代が安くなる」という話を聞かれることが増えているため、ガス給湯器からオール電化に変えようかと考える人が増えても不思議ではありません。

 

ただ、オール電化での給湯器システムとガスを使った給湯器システムを比較したとき、実際に「光熱費が安くなるのか」どうかわかりづらい部分もあれば、自分たちの暮らしにとって、どちらが合っているのか良くわからないという方もいらっしゃいます。

 

そこで今回は、給湯システムを選ぶときに悩む3つの方法(3つの言葉)についてご説明させていだきます。

 

 

1: エコキュートとエコジョーズとガス給湯器の違い

リフォームで給湯システムを交換しようと思われたとき、どれを選ぶのか悩ましいのが次の3つの方法(3つの言葉)です。

 

  • エコキュート
  • エコジョーズ
  • ガス給湯器

 

言葉は知っているけれど、お互いどのような違いがあるのかわかりづらい方も多いようです。まずは、これら3つの方法(3つの言葉)について説明していきます。

 

(1)エコキュートとは

家電量販店でもホームセンターでも目にすることが多い「エコキュート」。正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」と言いまして、何だか難しそうなイメージがあります。

 

そのため、このようにイメージしてください。

 

電気を使ってお湯を沸かす方法

 

このとき大切なのは、使う電気です。お昼間に電気を使うと電気代が高くなります。そこで電気代が安い夜間の電力を使ってお湯を沸かしておきます。

 

ガスを使った給湯器は、お湯を沸かすたびガスを使いますが、エコキュートの場合は夜間にお湯を沸かしておき、お昼間は「夜に沸かしておいたお湯を使う」というイメージになります。

 

(2)エコジョーズとは

エコキュートと並んで目にすることが多い「エコジューズ」。大変よく似た言い方なので、何が違うのかよくわからないという方、いらっしゃっても当然だと思います。

 

エコジューズについて説明しますと、エコキュートが「電気でお湯をつくる」方法だったのに対して、エコジョーズは「ガスでお湯をつくる」方法だと考えてください。

 

ということは、従来から設置されている「ガス給湯器」と同じなのではないかと思いますよね?確かにお湯をつくる仕組みとしては、同じようにガスを使いますから同じなのですが、エコジョーズの方が従来のガス給湯器よりも、給湯器の排気熱を利用して水を温める技術が使われているため、従来よりも少ないガス消費量で効率よくお湯をつくることができるようになっています。

 

言わば、従来のガス給湯器をアップデートし、より少ないガスで今までと同じか、今まで以上に安定したお湯をつくれるものだと考えてください。

 

(3)ガス給湯器とは

こちらはみなさんご存じのガス給湯器です。日本の住宅(戸建て、集合どちらも)で、もっとも利用されている給湯設備ではないでしょうか。

 

エコジョーズがあればガス給湯器は必要ないのでは?と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、ガス給湯器は災害時にも動かせることができるため、おそらくこれからも無くなることはありません。

 

また、集合住宅や戸建て住宅の中には、エコジューズを設置できないところもありますので、やはりガス給湯器は無くならないでしょう。

 

ということは、エコジューズのように複雑な技術進歩は見込めないとしても、年々改良はされていますので、10年以上使っているガス給湯器を新しいガス給湯器に交換するだけでも、ガスの消費量が抑えられることもありますし、何といっても新しい技術で安定したお湯がつくれるという良い部分があります。

 

2: メリットとデメリットと寿命について

それでは、エコキュート、エコジョーズ、ガス給湯器、それぞれのメリットとデメリット。そして気になる寿命についてお話していきます。

 

(1)エコキュートのメリットとデメリットと寿命

電気でお湯をつくる「エコキュート」。次のようなメリットとデメリットがあります。

■メリット

[1]光熱費を抑えやすい

エコキュートにおける最大のメリットと言えます。お湯をつくる度にガスを使うのではなく、夜間の電気代が安いときにお湯をつくっておきますので、電気代を抑えることができます。

そして、エコキュートを選ばれたお家の大半は「オール電化」にされることが多いため、ガス代が飛躍的に下がる、またはゼロになることもあります。

そうすると、光熱費全体を見ても負担を下げることができるということなります。

[2]災害時に慌てなくてもいい

災害によって水道が止まった。ガスが止まった。お湯がつくれないので大変。

こういうとき(こういうことに遭遇したくはありませんが)、エコキュートならお湯をつくって貯めているので、非常用として水やお湯として使えます。

災害時の被害状況によりますが、一般的にはガスの復旧よりも電気の方が早いことが多く、水道が被害にあっていなければ比較的早いタイミングでエコキュートを動かすことができます。

[3]補助金

国や自治体からの補助金対象になることがあります。期間や地域によって対象になる補助金は違いますので、地域のリフォーム業者さんや自治体のホームページ、自治体の窓口に問い合わせしておきましょう。

 

■デメリット

[1]お湯切れが発生することも

一般的には家族が使う量を計算してエコキュートを選びますから、普段と同じような生活パターンであればお湯切れが起こることはありません。

しかし、帰省シーズンや生活パターンが変化した場合、想定しているよりも多くのお湯を使うようになった、使う時間帯が変わったということがおこると、お湯切れが発生することが考えられます。

これはエコキュートが「お湯をつくってタンクに貯めて使う」仕組みだから起こります。

[2]設置場所が必要になる

ガスを使った給湯器よりもエコキュートは設置場所の面積が広く必要になります。最近は技術の進歩でスリムになったエコキュートも登場していますが、ガスを使った給湯器には叶いません。

[3]初期費用が高くなる

エコキュートを導入する場合、ガスを使った給湯器よりも初期費用が高くなります。

概ね、ガスを使った給湯器システムの1.5倍から2倍高くなる傾向があります。

使い出してからのランニングコストはエコキュートの方が安いのですが、初期費用は選ばれる際のデメリットになっていることは間違いないと思います。

 

■寿命

使い方や設置場所の条件によって変化することはありますが、概ね「10年~15年」です。

 

 

(2)エコジョーズや従来ガス給湯器のメリットとデメリットと寿命

■メリット

[1]お湯切れの心配がない

その都度、ガスをエネルギーにしてお湯をつくりますので、お湯の使用量が変化してもお湯切れすることがありません。

[2]設置場所に困らない

比較的小さなスペースに設置することができますので、お家の構造などに影響されることがありません。

よく言われるのが、「ガス給湯器はエコキュートの10分の1の大きさ」という表現です。

[3]飲料として使える

ガスを使った給湯器は、水道水を瞬間的に沸かしてお湯にしています。そのため、いつでも清潔なお湯が出てきます。ということは、飲料として使えるということです。

エコキュートではお湯をつくって貯めておくため、どうしても不純物が沈殿してしまう可能性があります。そのためエコキュートでは「お湯の飲用」は推奨されていません。

[4]初期費用が安い

エコキュートと比較すると安くなります。これは大きなメリットです。

[5]補助金

エコキュートと同じで、リフォームに関する補助金が国や自治体で用意されていることがよくあります。必ずリフォームを検討しているときは確認しておきましょう。

 

■デメリット

[1]光熱費が高くなる

年間コスト(ランニングコスト)を見ると、ガスを使った給湯器の方がエコジョーズよりも高くなります。

これはガスを使った給湯器の場合、「ガス」「電気」の両方を使ってお湯を作っているからです。

[2]災害時に困る

ガスが止まった。水が止まった。このような状況になると復旧するまで、水やお湯を使うことができません。

 

■寿命

エコキュートと比べても大きな違いはありません。こちらも使い方や使用状況によって変化はしますが、概ね10年が寿命だと言われています。

 

3: あなたの暮らしに合わせた選び方

次のように考えてもらうと選びやすいです。

 

(1)エコジョーズやガス給湯器を選ぶポイント

  • 浴室、洗面、キッチンなど、いつでもどこでもお湯切れを気にせずに使いたい
  • 設置場所に悩みたくない
  • 初期費用を安くしておきたい

 

(2)エコキュートを選ぶポイント

  • 年間コストを抑えたい
  • 災害時でも慌てたくない
  • 火災リスクを低くしたい

 

エコキュートを選ばれる場合、1日にどれくらいの量のお湯を使うのか、リフォーム業者と相談しておいてください。ここを間違えると、頻繁にお湯切れが発生します。

 

4: まとめ

エコキュート、エコジョーズ、ガス給湯器。3つの給湯システムがあります。

 

それぞれにメリットとデメリットがありますので、みなさまの生活パターンや家族構成を元にして検討してください。

 

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