受付時間 9:00~17:30(火曜定休)

一戸建て内装リフォームの費用相場と注意点を解説!

 
この記事を書いている人 - WRITER -

築30年を過ぎると(一般的には住宅ローンが終わる頃ですね)、住宅のあちこちに「くたびれた感じ」が出てきます。

 

そのため、内装リフォームを検討する方が増えるのですが、難しいのが「どこが内装」なのかということと、リフォームの方法によって費用が変わること。

 

今回は、一戸建て住宅の内装リフォームについてご説明させていただき、最後には費用相場や注意点をお伝えさせていただきます。あなたのリフォームプランの参考にしてください。

 

1: 内装リフォームについて

内装リフォームと言いましても、どこが内装なのか判断しづらいとおっしゃる方がいらっしゃいます。

 

一般的には次のような箇所を「内装」と呼んでいます。

 

  • 住宅内部の壁
  • 住宅内部の床
  • 天井

 

室内をぐるりと見回すと目に入る部分ですね。続いて、こういう箇所も内装です。

 

  • キッチン
  • トイレ
  • 浴室

 

上の3つに関連する箇所も内装と呼んでOKです。例えば、

 

  • 洗面所
  • 脱衣場
  • パントリー
  • 収納庫

 

こういった箇所を一度に全部、または、必要な箇所だけリフォームすることを「内装リフォーム」と呼びます。

 

あなたもご存じのように、こういった箇所の中でも水を扱う場所

 

  • キッチン
  • トイレ
  • 浴室
  • 洗面所

 

こういう場所は傷みが進みやすいため、多くの方がこれらの箇所からリフォームされるケースが多いものです。

 

また、年齢が進むことで利便性や安全性が変化し、水という滑りやすい特性を持っている箇所だからこそ、一歩先にリフォームして安心できるようにされる方も増えています。

 

2: 内装リフォームの種類

内装リフォームの中でも、みなさんが選ばれる箇所について少し詳しくお話していきます。

 

(1)お部屋が見違える「クロス」の張り替え

お部屋の内側の雰囲気を決めている「クロス」。いわゆる「壁紙」ですが、クロスを張り替えるだけで、お部屋の雰囲気が一気に変わります。

 

明るさや気分はもとより、暮らしのテンポや価値観も変化することが多いです。

 

クロスの張り替えは、内装リフォームの中でも、最も簡単にできる方法ですし、リフォームした効果をすぐに実感できる方法です。

 

「なんとなく室内が暗い」と感じておられるのなら、まずはクロスの張り替えから検討されることをおすすめします。

 

(2)足元が喜ぶ「フローリング」の張り替え

クロスの次にリフォームされることの多い「フローリング」。床ですね。

 

床にはクッション性の高いフローリングを張ることもできますし、無垢材や集成材を使って、ナチュラルな雰囲気に変えることもできます。

 

どちらの方法でも、リフォームして楽しくなるのが足元の感触でしょう。年齢に合わせた安心できるクッション性の高いフローリングを選ぶのも良いですし、これからのライフスタイルに合わせて、無垢材のフローリングで高級感のある空間で暮らすのもおすすめです。

 

フローリングもクロスと同じように、張り替えるだけでお部屋の雰囲気が見違えます。

 

(3)楽しくお料理「キッチン」リフォーム

内装リフォームの定番とも言えるのがキッチンリフォーム。

 

キッチンそのものが築30年で傷んで使えなくなることは、ほとんどありません。使えなくなったのでリフォームというよりは、少しずつ傷んできたり、年齢と共に使いづらくなってきたり、見た目に気分が上がらなかったり、こうした理由でリフォームを検討される方がほとんどでしょう。

 

キッチンリフォームは、製品のグレードによって費用が大きく変化するのが特徴です。また、キッチンの場所を移動すると、給排水やガスの配線を変更する必要が出てくるため、工事費用が膨らんでいきます。また、従来のキッチンで使っていた配線部分を工事で補修する必要も出てきます。

 

内装リフォームの中では、比較的高額なリフォームと言えます。

 

(4)快適空間に変身「トイレ」リフォーム

トイレリフォームも良く選ばれるポイントです。

 

トイレもキッチンと似ておりまして、製品グレードによって費用が変わります。また、便器だけの交換だけ行うのか、トイレの内装までリフォームするのかで費用が変わります。

 

おすすめなのは、便器交換をするときは一緒にトイレの内装もリフォームすることです。

 

また、将来の介護を視野に入れておくなら、扉と手すりについてもリフォームすることをおすすめします。

 

(5)安全安心の癒やし空間「浴室」リフォーム

浴室リフォームは、少し思い切ったリフォームになります。というのも、費用が高いからです。また、工事も1日では終わりませんので、工事中のお風呂をどうするのか考えておかないといけません。

 

また、既に今のお風呂がユニットバスですと、サイズの合うユニットバスへ変更するだけなので、比較的費用も工期も抑えることができます。

 

しかし、従来工法のお風呂だった場合、従来のお風呂を解体してからユニットバスを取り付けることになりますので、費用が増え工期も長くなります。

 

3: リフォームは種類で費用が変わります

リフォームには大きく分けて2種類あります。それぞれの費用相場を見ていきます。

 

(1)原状回復リフォームの費用相場

一般的なリフォームは、原状回復することが目的になっています。

 

概ね次のような費用相場です。

 

  • クロスの張り替え:800円~1500円(1㎡あたり)
  • フローリングの張り替え:5万円~25万円(6畳)
  • キッチン(標準グレード):30万円~100万円
  • キッチン(高グレード):100万円~150万円
  • トイレ:10万円~30万円(便器交換のみ)
  • 浴室:80万円~150万円(ユニットバスの交換)

 

(2)リノベーションの費用相場

新築同然に変えるリノベーション。2つの方法によって費用相場が変わります。

 

  • 内装のみ解体してリノベした場合:900万円~1300万円(25坪)
  • 内装と外装を解体してリノベした場合:1200万円~1600万円(25坪)

 

一戸建て住宅を新築するほどは必要ありませんが、少し郊外なら中古住宅を購入できるくらいの費用は必要になります。

 

4: 内装リフォームの注意点

内装リフォームをされる場合、次の3つの注意点があります。

 

(1)リフォームタイミング

リフォームはお家の状態によって工期が長くなることもあります。そのため、工事をスタートするタイミングを間違えると、工事期間中の暮らしが面倒になります。

 

例えば浴室リフォームの場合なら、できるだけ夏は避けておきたいですね。トイレリフォームの場合は、工期が2日、3日以上かかるなら、仮設トイレをレンタルできるか確認しておくと安心です。

 

(2)見えない部分に費用が必要なことも

見積もり段階で調査を行いますので、大きな違いは出て来ないものですが、内装リフォームを始めると、「こんなところが傷んでいるなんて」ということ、希にあります。

 

クロスの張り替えやフローリングの張り替えなどを行うと、普段は目に出来ない裏側が見えるため、こうした問題が浮上することもあります。

 

こういったケースは、残念ながらゼロにはなりません。そのため、業者へ依頼するときには、追加工事が必要になった場合の取り決めをしておきましょう。工期も費用も増えることは間違いありませんので、トラブルにならないように決めておくことが大切です。

 

(3)躯体の耐久性にも注意

古民家。築年数が30年以上経過している。中古住宅なので築がはっきりわからない。

 

こうしたとき、内装リフォームをしようと思っても、お家の骨組み(躯体)の耐久性が低いためリフォームできないことがあります。

 

無理にリフォームを行うと躯体が支えられなくなり、事故の可能性も出てきますし、お家全体にダメージを与えてしまうこともあります。

 

そのため、リフォーム対象の住宅が少し古い場合は、まず住宅の耐久性について検査してもらうようにしてください。

 

大きく工事して「触らない方が良い」こういうケースもあるのです。

 

5: まとめ

一戸建て住宅の内装リフォームについてお話しました。費用相場をお伝えしましたので、あなたが考えている予算内で収まりそうなのかどうか参考にしてもらうことができると思います。

 

また、3つの注意点は必ず業者と相談してもらいたいことです。この部分について明確に答えられない、または準備できない業者なら、リフォームを依頼するのは考え直した方が良いと私は考えています。

 

工事に着手してから、躯体が持たないので中断します。

 

このように言われても、あなたは損するだけです。また、勝手に追加工事をされて見積もりと違う費用を請求されても困るはずです。

 

そして、工期が予想よりも長くなり不便な暮らしを1週間以上続けたい人はいません。

 

安心して依頼できるリフィーム業者を選ぶポイントでもありますので、今回の内容を参考に活用いただきたいと思います。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。