トイレリフォームは内装込みが正解!?気になる理由や相場を紹介します!
「そろそろトイレをリフォームしようか」このように考えておられる方へ。
トイレリフォームって思っているよりも高いものです。そのため、トイレだけ交換して内装は今のままで。このような方法を検討される方が意外に多いのです。
または、今はトイレだけ交換して、1年くらいしてから内装をリフォームしよう。このような計画を立てておられる方もいらっしゃいます。
もちろん、ご予算もありますから、いろいろなプランがあって良いのですが、トイレリフォームに関して申し上げますと、次のような理由もあり、内装込みでのリフォームを検討していただきたいのが、リフォーム業からお伝えしたいことです。
お客様が後悔されないためにも、次からお話する内容を参考にしていただきたいと思います。
Contents
1: トイレリフォームで内装込みが正解の理由
トイレリフォームは内装込みにするかどうか。悩まれる方も多いのですが、次からお話するような理由があり、リフォーム業を営んでいるアップクラフトとしては「一緒にしてもらいたい」と考えています。
(1)床の劣化と変色
トイレの交換(便器の交換)だけでいい。だって床は小まめに掃除しているので汚れてないから。
このようなお話をお聞きするケースがあります。しかし、ここでご注意頂きたいのが、これまで古い便器では見えていなかった部分。
古い便器と床の接地面ですが、拭き掃除ができないため長年の汚れが蓄積されていることがほとんど。
特にトイレという環境ですから、接地面が劣化し変色していることが多いのです。この汚れですが、強力な洗剤やトイレのお掃除シートを使ってゴシゴシ擦っても、なかなか落ちてくれません。
跡が残ってしまい、どこか野暮ったい雰囲気になります。
「じゃあ、跡が見えない位置に新しい便器を置けばOKでしょ」という話になるのですが、新しい便器の形状がちょうどはまればそれでOK。
ただ、便器の形状というものは、メーカーや年式によって微妙に違っているのです。当然ですが、グレードによって大きさも違いますし、設置できる位置も変わってきます。
このような理由から、偶然古い便器の跡が見えなくなる位置に新しい便器を設置できればラッキーですが、そうでない場合は汚れたままの跡形が見えることになります。
ということは、せっかく新しい便器に取り替えたのに、トイレに入ると野暮ったい状態が目立ってしまい残念な気持ちになってしまう。こういうことが起こります。
(2)便器を取り外した跡
古い便器を取り外すと、ほとんどの場合はタンクも取り外すことになります。すると、どちらも取り外した跡が残ります。
特にタンクは壁部分に直接取り付けられているため、ネジの穴が残ってしまいますし、日に焼けた跡がくっきりと残っていることもあります。
お家によっては、タンクの後ろ側の壁紙が貼られていなかったということもあり、こういう場合は住宅の下地が剥き出しになってしまうこともあります。
便器だけ新しくなっても、トイレに入ったとき視線の行く壁が汚れたままですと、ちょっと残念な気分になりますよね?
特に、日差しで焼けた跡、ネジ穴は、野暮ったくなるポイントです。
(3)交換後の工事が高くなる
まずは便器を交換リフォーム。後から内装に着手しよう。
このようなプランを立てられる方もいらっしゃいます。ご予算の問題もあると思いますので、プランそのものには問題はありません。
ただし、このケースで覚えておいて頂きたいのが、便器の交換と内装を別々に行ったときの合計費用です。
1回分の費用は安く感じると思いますが、総額で考えると2回工事をする方がどうしても高くなります。
理由は、2回目の内装リフォームで、便器を一度取り外して貼り替えをする必要が出てくるからです。
古い便器の取り外し→新しい便器の設置→新しい便器の取り外し→貼り替え→取り付け→終了
このように工事の手間が増えると、費用も比例して上がっていきます。これが、内装込みでリフォームすると
古い便器の取り外し→内装貼り替え→新しい便器の設置→終了
このような流れになりますので、工事の手間がかなり少なくなります。
(4)工期が短くなる
工事の方法や、どの程度のリフォームを行うのかで違いは出てきますが、先ほどの流れと同じように、別々にリフォームするとトータルでは工期が長くなります。
しかし、内装込みで行うと、「工事の手間が少ない=工期が短い」ということになり、できるだけ早く普段の生活に戻すことができるのです。
2度の不便な生活を体験するよりも、短期間で1度の不便な生活の方がカラダもラクです。
2: 内装工事のパターンを紹介します
トイレリフォームで行う内装工事のパターンには、大きく分けて2つあります。
(1)床材のみ
便器の交換+床材のみ貼り替えるパターンです。
このパターンでは、
- 便器の費用
- 床の材料費
- 施工費
- 廃材処理費用
- 消費税
という料金内容になることが多いです。
(2)床材+壁紙4面
便器の交換+床材貼り替え+壁4面貼り替えのパターンです。
トイレが見違えるリフォームのパターンです。
このパターンでは
- 便器の費用
- 床の材料費
- 壁紙の材料費
- 施工費
- 廃材処理費用
- 消費税
という料金内容になることが多いです。
タンクと取り替えた跡なども無くなりますので、素敵なトイレに生まれ変わります。
3: トイレリフォームの費用相場
気になるトイレリフォームの相場をお話します。
便器+床+壁4面をリフォームする場合ですが、10万円~30万円台がボリュームゾーン。
一般的に多いのは、15万円~35万円が相場となっています。
ただし、和式から洋式へのリフォームを行う場合は、工事部分が増えますので、20万円~50万円台が相場になっています。
費用の幅は、どのグレードの便器や床材、壁紙を選ぶのかで変わりますので、ご予算に合わせて選んで頂きたいと思います。
そして、ここからは好みの部分になりますが、
- 手洗いカウンターを設置されるのなら、10万円~20万円のプラス
- 手すりの設置なら、2万円~10万円のプラス
このようになります。
4: トイレリフォームの注意点を知っておきましょう
トイレリフォームで注意しておきたいポイントをお話します。
(1)リフォーム中のトイレ
リフォーム中のトイレ問題です。お近くにトイレを利用できる場所があれば良いのですが、そういった場所が無い場合、ポータブルトイレや災害用の簡易トイレを利用されるケースがあります。
また、工期が長くなりそうな場合は、リフォーム会社と相談して仮設トイレをレンタルする方法もあります。
レンタルされる場合は、レンタル費用が発生しますので、予算内で収まるのかどうか業者と相談しながら決めておきましょう。
(2)和式から洋式へのリフォーム
和式から洋式へのリフォームは、工事費用が高くなります。
さらに、汲み取り式の場合は、工事費用が高くなります。
どのような間取りにトイレがあるのかによっても工事費用と工期が変わってきますので、見積りで詳細まで打ち合わせしておきましょう。
5: まとめ
トイレリフォームは、数十年に一度のリフォームです。外壁や屋根よりも長いスパンで行うリフォームです。
頻繁にリフォームもしなければ、修繕を繰り返す場所でもありません。そのため、リフォームをされるなら、内装込みで一緒にスッキリとしたトイレになるようリフォームされることをおすすめします。
その方が、工事期間も短縮され、費用も抑えられます。