受付時間 9:00~17:30(火曜定休)

リフォームと新築の違いとは?工事の流れや費用で賢く選ぶポイント

 
この記事を書いている人 - WRITER -

これまでの考え方では「家を手に入れる」ということは「新築を購入する」を意味していた部分が強かったと思います。

 

しかし、最近では価値観の多様化や、画一的な考え方にとらわれず、中古住宅を購入してリフォームしたり、今住んでいる住宅をリフォームして住みやすくしたりと、様々な選択が出来る時代になっています。

 

そこで今回は、リフォームするか新築を購入するか、どちらにしようか迷われたとき、参考にしてもらいたい内容をお伝えしていきます。

 

1: リフォームと新築の違いとは

はじめにリフォームと新築の違いから見ていきたいと思います。

 

同じ「家を手に入れる」という目的ではありますが、選択肢によって違いが出てきますので、予め理解しておく必要があります。

 

1.1: 工期や工事の流れ

まずはリフォームと新築の工期や工事の流れの違いからです

(1)新築の流れとは

新築で住宅を建てる場合、または建て替える場合、一般的には次のような流れになります。

 

  • [1]別の場所へ新築する場合は、土地の購入
  • [2]新築物件のプランニング
  • [3]施工会社との契約
  • [4]住宅ローンなどの手続き
  • [5]建て替えの場合は、仮住まいへ引っ越し
  • [6]建て替えの場合は、既存の家を解体して更地に
  • [7]新築工事の着工
  • [8]竣工
  • [9]お引き渡し
  • [10]新居への引っ越し準備
  • [11]入居

 

この流れの中で忘れやすいのが、建て替えのときに必要な「仮住まいへの引っ越し」です。また、住宅ローンなどの手続きを行うタイミングよりも少し前の段階で、仮住まいの物件探しや契約も必要になってきます。

 

さらに、最近では仮住まいへの引っ越しや、新居への引っ越し段階で、電気・ガス・水道というライフラインの手続き以外に、インターネット回線の設置も必要になってきます。

 

細かなことですが、新築の場合には流れの中で見落とさないように注意しておきましょう。

(2)リフォームの流れとは

リフォーム場合、一般的には次のような流れになります。

 

  • [1]リフォームのプランニングをスタート
  • [2]施工業者と契約
  • [3]住宅ローンなどの手続き
  • [4]大規模リフォームの場合は、仮住まいへ引っ越し
  • [5]工事を開始
  • [6]竣工
  • [7]お引き渡し
  • [8]大規模リフォームの場合は仮住まいから引っ越し準備
  • [9]入居

 

リフォームの場合、どの程度の工事を行うのかで仮住まいが必要なケースと、住みながらリフォームをするケースがあります。

 

中古住宅を購入されたり、今までお住まいの住宅をリフォームされたりする場合、建物の構造(躯体)へ補強工事が必要な場合は、大きめのリフォームになりますから仮住まいが必要になることが多いです。

 

反対に、間取りを少し変える。キッチンや浴室、トイレなどのレイアウトを変更したり、設備を新しくしたりという場合は、これまでと同じように生活しながらリフォームを進めることができます。

 

このように新築とリフォームでは工事の流れが違ってきます。また、流れが変わる中で身体や心への負担が大きいのが「引っ越し」です。50代を超えられた方の場合ですと、こういった負担も考慮して、新築かリフォームかを検討しておくと、無理せず楽しく新しい生活を送ることができるでしょう。

(3)リフォームと新築の工期目安

もう一つリフォームと新築で違いが出てくる部分「工期」について見ておきたいと思います。

 

例えば、新築住宅の場合ですと、40坪前後の戸建てで一般的な木造二階建て住宅なら、3~4ヶ月で完成できることが多いです。

木造ではなく、より強固な鉄骨住宅の場合ですと、5~6ヶ月くらいが目安です。

 

対してリフォームの場合ですと、大規模なリフォームでは3~5ヶ月くらいが目安です。間取りの変更や設備のリニューアルなどであれば、1ヶ月~2ヶ月で終わることもありますし、トイレや浴室、キッチンだけなら、最短3日くらいで工事が終わることもあります。

 

大規模なリフォームの場合ですと、新築と大差ないこともありますが、そこまでのリフォームをされないのなら、新築よりも圧倒的に工期が短くなる傾向にあります。

 

1.2: 税金の違い

次は税金面での違いを見ておきたいと思います。

(1)リフォームと新築で優遇が多いのは?

どちらが税金に関する優遇が多いのかというと、新築の方が多いです。

 

例えば、

  • 住宅ローン控除
  • すまい給付金

 

こういったものは、新築、建て替え、大規模リフォームが対象になっています。一般的に考えるリフォーム工事ですと、対象となる要件を満たせないので優遇されないことが多いです。

(2)リフォームと新築の固定資産税

固定資産税は、不動産の価値を示す「固定資産税評価額」によって変化します。

 

新築の場合ですと評価額は建物費用の70%程度が目安になり、ここに1.4%の税率をかけ算して求めたものを課税金額とされます。

 

リフォームの場合ですと、床面積が変わるくらいの大規模リフォームをした場合は、固定資産税が増額する可能性があります。いっぽう、床面積が変わらないリフォームであれば、固定資産税の変更はありません。

 

また、リフォームの場合ですと要件を満たしていれば

 

  • 省エネ・バリアフリー改修
  • 耐震改修

 

などによって固定資産税の減額措置を受けられることもあります。

(3)税金面はリフォームで注意が必要

自治体によって違いがあるのですが、独自の補助金制度を用意しているところもあります。

 

例えば、

 

  • 省エネ性能
  • 三世帯同居のリフォーム
  • バリアフリー化

 

こうした目的でリフォームを行った場合、補助金を受け取れることもあります。詳しい要件や補助金について自治体へ問い合わせる必要があります。

 

自治体へ問い合わせるのは面倒ではありますが、リフォームを検討されているのなら、自治体窓口へ足を運び聞いておきたい部分です。

 

1.3: 費用の違い

リフォームと新築で生まれる費用の違いがあります。基本的にどちらの費用も「どういった家にするのか」によって変わりますので、一概に「高い・安い」とは言えません。

 

ただ、同じような完成を目標にした場合ですと、リフォームと新築ではリフォームの方が費用は少額になる傾向があります。

 

その理由として大きいのが、新築のように家の基礎部分や躯体部分を作らないため。ということは、リフォームであっても大規模な工事をする場合ですと、費用の違いが大きくならない可能性もあるということです。

 

2: リフォームと新築のメリットデメリット

それぞれのメリットとデメリットを見ておきましょう。

 

2.1: リフォームの場合

(1)メリット

思い入れのある家。住み慣れた家や環境。こういった部分を残しつつ、傷んでいる部分や不満のある部分を改善できるのがメリットだと言えます。

(2)デメリット

リフォームで不満な点を全て解決できることはありません。大きな間取り変更やデザイン変更は、費用とのバランスが取れないこともあります。

 

また、耐震性能や省エネ性能を向上させるリフォームも、最新の新築住宅と全く同じような状態にすることには限界があります。

 

2.2: 新築の場合

(1)メリット

ゼロから家を作れますので、間取りやデザイン、最新の設備や性能を手に入れることができます。バリアフリーや防音性能に関しても、かなり高い性能向上が望めるでしょう。

(2)デメリット

費用と工期が必要になります。また、身体や心に負担が掛かってしまう方もいらっしゃいます。

 

そして新築の場合、建築費用以外にお金が必要になるシーンが多々出てきますので、予算計画をしっかりしておかないと、お金が足りないということも出てきます。

 

3: リフォームと新築を賢く選ぶポイント

リフォームと新築を賢く選ぶポイントをお話します。

(1)リフォームがおすすめのケース

  • 新しく住んでみたい地域に新築物件がない
  • 新築よりも費用負担を少なくして快適な家にしたい
  • 今住んでいる家への思い入れが強い

(2)新築がおすすめのケース

  • イメージしている間取りや外観を実現したい
  • 新築を実現できる予算計画がある
  • 中古物件を探してリフォーム計画するのが面倒

あなたはどちらのケースに当てはまるでしょうか?暮らし方も多様化していますので、どちらがベストとは私たちも申し上げられません。ただし、誰もが気になる「費用」に関して考えると、大規模ではないリフォームを選ばれるのが、費用負担が最も少なくなることは間違いありません。

 

4: まとめ

リフォームするか新築を購入するか。迷っておられるのなら、今回の内容を参考にして、ご自身の予算計画から考えてみてください。

 

そして、予算計画の中で実現できる工事の範囲と理想の状態を考えることで、おのずとどちらを選べば自分たちにとって理想的なのかが見えてくるはずです。

 

もし、比較するのが難しい場合や、悩みすぎてわからなくなってしまわれた場合は、アップクラフトまでご相談ください。丁寧にお話をお聞きし、あなたにベストなご提案をさせていただきます。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。