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増築して二世帯住宅にする!リフォームするメリットデメリットとは

 
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実家を増築して二世帯住宅に。そして同居したい。このような話を耳にすることがあります。

 

この手の話は往々にしてネガティブな話題として取り上げられる傾向にありますが、おそらくそれは話の中の小さな部分だけを抜き出して語られているからだと感じます。

 

では、実際に二世帯住宅へ増築する場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

 

今回は、実家を増築して二世帯住宅にする場合のメリットとデメリットについて紹介していきたいと思います。

 

1: 増築して二世帯住宅にするメリットとは

まずはあまり語られることのないメリットをお話します。

(1)介護

平均年齢が伸びている現在、自由に生活できる「健康年齢」から考えると最後の約10年は何らかの介護が必要になるという話があります。

 

これは誰にでも起こることですし、高齢になれば誰かのサポートなくして暮らしを続けることが困難になることもあります。

 

また、高齢になると肥満や糖尿病、腎臓病などにかかる可能性も高くなり、若い頃のように体が自由に動かないことも増えてきます。

 

こういった状況の中、親世代の介護のために休日を使ってお子さんが電車やバスを乗り継いだり、高速道路を使って渋滞の中を実家へ介護のために移動されたりしている方もいらっしゃいます。

 

もし、あなたもこのような介護の状況が迫っているのなら。今後10年以内に起こりそうな予感がするのなら、親世代が元気なうちに二世帯住宅で暮らしておくのが良いでしょう。

 

二世帯住宅なら、ドアひとつ、階段ひとつでいつでも簡単に親世代をサポートすることができます。

 

交通費や時間を使って移動する必要はありません。

 

介護の負担が軽減されること、これは二世帯住宅のメリットだと言えるでしょう。

(2)コスト

二世帯住宅の間取りによっては、建て替えするよりも費用が低くなることがあります。

 

例えば、親世代と子世代が共有するスペースを多くすることで増築やリフォームの費用を抑えることも可能です。

 

また、子世代が戸建て住宅の購入を考えているけれど、収入面や将来のライフプランを考えると躊躇している場合など、二世帯住宅への増築やリフォームによって戸建て住宅も手に入り、ローンの返済も新築住宅を購入するより低く抑えることができるでしょう。

(3)子育て

子世代が共働きの方。

 

  • 急にお子さんに熱が出て保育園が受け入れてくれない
  • お昼くらいに保育園からお迎えの連絡がきた
  • 小学校が休校した

 

こういったことが起こると大変ですよね。その日の予定が進まないだけではなく、翌日以降の予定も進まなくなって気が気じゃなくなると思います。

 

でも、二世帯住宅にお住まいの場合、親世代が元気な方ならあなたの代わりにお孫さんの面倒を見てもらえる可能性が出てきます。

 

毎日面倒を見てもらうとなる、高齢者にはキツイかもしれませんが、突然の時のサポートなら喜んで引き受けてくださることでしょう。

(4)生活費

光熱費や食費、水道代など、共有する部分が増えると家族全体の生活費を抑えることもできるでしょう。

 

インターネットの利用料なども一つにできれば、少しずつですが負担を少なくし貯蓄できるお金も増えていきます

(5)家に誰かはいるという安心

家に帰ったとき、誰かが迎えてくれる環境というのは、お子さんの育成にとって大切なポイントだと思います。

 

家に帰ると家族の誰かは居るというのは、お子さんにとって大変な安心感になるはずです。

 

2: 増築して二世帯住宅にするデメリットとは

(1)法的な問題

実家を増築して二世帯住宅にする場合、スムーズにリフォームできると建て替えよりも費用が安くなることがほとんどです。

 

でも、これって実家の状態によっても変わるんです。

 

もし実家が「現在の建築基準法」を満たしていない場合、増築しようと考えても「今のまま」ではOKが出ないこともあります。

そうなると、現在の実家に大規模なリフォームを行う必要が出てきますので、費用や工期を考えると「建て替え」と大差ないということもあります。

 

特に実家の耐震性能や耐火性能は、きびしくなっている現在の建築基準を満たしてないといけませんので、かなり古い実家の場合は増築するための補強に予想外の費用がかかってしまったということもあります。

 

二世帯にするかどうか以前に、増築できるのかどうかを診断してもらうようにしましょう。

(2)ローンの問題

増築するときにローンを使うとなると、気をつけておきたいことがあります。

それはローンの担保として「増築部分だけではなく実家も敷地も担保に入っている」ということです。

 

もし、ローンの返済中にあなたがお勤めの会社が倒産したら、返済が滞ることになります。滞る期間が長引けば銀行は担保を処分してしまいます。

 

また、返済能力とは別に「誰の名義でローンを組むのか」も注意しておきましょう。相続や贈与に関係してくることもありますので税理士さんや司法書士さんに相談しながら進めてもらいたいと思います。

(3)資産活用がむずかしい

増築できて二世帯住宅での暮らしがスタート。

時が進んで、親世代が亡くなられた場合、増築している二世帯住宅は賃貸などで収入を得る資産活用がむずかしくなります。

 

別棟であれば、どちらかだけ賃貸住宅にすることもできますが、二世帯となると家主と店子が一緒に暮らすのはむずかしいので借り手を見つけるのも大変です。

(4)価値観が合わないと暮らしづらい

二世帯住宅のデメリットトップです。

 

二世帯住宅ということは、それぞれ価値観や生活スタイルの違う家族が一緒に暮らすことになります。

 

当然ですが、誰しも自分の価値観や生活スタイルが一番だと考えている傾向が強いため、相手に押しつけてしまったり、自分の価値観や生活スタイルに近づけようとしてしまったりすることがあります。

 

こういった行動は無意識なので当然のように振る舞いますが、小さな一言や行動からイライラが溜まっていって爆発することもあります。

 

このデメリットの解消方法としては、二世帯の共有部分を少なくする。または完全分離することで、ある程度は解消できます。

 

ただ、生理的に一緒にいるのは無理。過去のトラブルで今更許せないというような方は、二世帯住宅をあきらめるのが得策かと思います。

(5)子育ての方針で困ることもある

これもデメリットです。

 

親世代と子世代では子育ての方針や方法が違います。

 

でも、人間は悲しいかな、自分の知っていることは口出ししたいのです。そしてイライラがはじまり、お互いに不信感を抱き出すと二世帯住宅は成立しません。

 

二世帯住宅は、検討するときにカッコをつけないことです。また、「暮らしてみれば何とかなるだろう」というのもおすすめしません。

 

これまで違った生活習慣を持った他人同士が一緒に暮らすのですから、どこまで分離するのかを自分たちのライフスタイルに合わせて検討するようにしていただきたいです。

 

3: 増築するときに知っておきたいこと

(1)種類

二世帯住宅の間取りには、大きくわけて3つの種類があります。

 

  • 共有部分の多い間取り
  • 一部だけ共有する間取り
  • 完全に分離する間取り

 

それぞれにメリットやデメリットがありますので、それぞれの世帯のライフスタイルから考えてください。

(2)登記

詳しいことは司法書士さんに相談いただきたいのですが、間取りの種類によって登記の方法が変わります。

登記の方法が違うと、税金や相続税などにも影響しますので「わからない」まま放っておかないようにしましょう。

(3)補助金

地域によりますが、リフォームに対しての補助金を申請できることがあります。

インターネットで見てもわかりづらいことが多いので、リフォームする実家のある自治体や地域のリフォーム業者へ確認しておきましょう。

(4)分割と分筆

似たような言葉ですが、意味合いが違ってきますので覚えておきたいですね。

分割とは増築する敷地に境界線をひくだけです。敷地の持ち主は変わっていないので登記をする必要はありません。

 

分筆とは、敷地に境界線をひいて分け、登記をする方法です。

また分筆によって増築する場合には、建築基準法を満たすために、幅4m以上の道路に2m以上接道していないと家が建てられないという決まりがあります。

 

分割と分筆は似ているのですが、ローンや税金に影響しますので注意しておきましょう。

 

4: まとめ

増築して二世帯住宅にリフォームするときのメリットとデメリットを紹介しました。

 

まず増築は、増築する本体の住宅が条件を満たしていないといけません。

次に分割するのか分筆するのかもポイントになります。

 

最後は、どのような間取りにするのかです。世帯によるライフスタイルを考慮した上で選んでもらいたいと思います。

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