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廊下や天井のクロスで雰囲気はガラッと変わる!おしゃれですっきりするリフォームポイント

 
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リビングやキッチン、寝室などは誰もが気になる部分なので、傷んでくると修繕しようと考えます。いっぽう、毎日使っているけれど、同じ場所で過ごす時間の短い階段や廊下、毎日じっくりと見ない天井などは、傷んでいることに気づきにくい場所。

 

傷んだままで過ごすこともできますが、来客があったときは恥ずかしい思いをするかも。また、壁紙の劣化は、壁紙の下の部分を傷める原因にもなります。

 

今回は、普段はあまり気にかけない、廊下や天井のクロス(壁紙)リフォームポイントをお話していきます。

 

1: 廊下や天井のクロスにも寿命があります

廊下や天井のクロスにも寿命があります。これはリビングやキッチン、寝室のクロスも同じです。

 

(1)寿命ってどれくらい?

廊下や天井のクロスの寿命を気にする人は、ほとんどいません。しかし、リビングやキッチン、寝室と同じ時期に貼られたクロスですから、廊下や天井も同じように劣化が進みます。

 

では、どれくらいの寿命があるのかというと、一般的に戸建て住宅に使われるクロスですと、およそ10年~15年は大丈夫と言われています。

 

ですから、可能ならリビングやキッチンのリフォームと同じ時期に、廊下や天井のクロスも張り替えるのがベスト。

 

実際には、廊下や天井のクロスって「そんなに目立たない」部分ですから、20年以上放置しても問題ないように思えます。しかし、耐久年数を過ぎたクロスのままにすると、クロスを貼り付けている接着剤が劣化し、そこから

 

  • 剥がれ
  • 破れ
  • ホコリが溜まった汚れ

 

このような、なんとも見窄らしい状態の原因になってしまいます。

 

もし、あなたが知人の家へ訪問したとき、廊下や天井の壁紙の隅がブラーンと剥がれていたり、破れていたり、破れてぶらぶらした部分にホコリが溜まっていたりすると、どんな印象を持つでしょうか?

 

(2)どうして劣化するの?

廊下や天井のクロスが劣化する理由で多いのがこれ。

 

  • 家具などの移動でぶつけてしまった
  • ペットが引っ掻いた

 

また、廊下ですと毎日歩きますので、こすれることで劣化が進みます。

 

さらに、窓から近い場所の廊下や天井ですと、陽射しが差し込むことで紫外線による劣化が進んでしまうこともあります。

 

次に劣化する理由で多いのが、接着剤やクロスの素材によること。

 

気温差が激しい場所ですと(廊下は意外に気温差が激しい)、クロスに使われている素材が伸縮を繰り返し、徐々にひび割れや剥がれが発生しやすくなります。

 

また、接着剤は経年劣化しますので、10年以上経過するとクロスの角部分から剥がれやすくなります。

 

2: 廊下や天井のクロスの選び方

廊下や天井って不思議なのですが、住んでいる人は注目しない部分。しかし訪問した人は無意識に見ている部分。

 

上手にクロスを選ぶと、お家の印象が変わります。

 

(1)難しく考えないことが大切

ドアを開けると目に入ってくるのが、廊下と天井。無意識ですが実は誰もが見ています。

 

ということは、お部屋の第一印象を決めているといってもいいでしょう。

 

そこでクロス選びで覚えておいてほしいのが、

 

  • 清潔
  • 上品
  • 安心

 

この3つを意識することです。難しく考えてデザイン性などを重視するよりも、この3つを重視してください。

 

その先に、インテリアをジャマしないデザインを考えてもらうと選びやすくなります。

 

(2)清潔機能(機能性壁紙)があると便利

クロスに清潔機能があると大変便利です。

 

汚れ防止のクロスだと、手垢も付きにくくなります。お掃除もしやすくなります。

 

簡単にササッと拭けるクロスがおすすめです。

 

(3)バランスとコントラスト

廊下や天井のクロスを張り替える場合ですが、ひと続きになっている

 

  • 階段
  • 玄関

 

この部分のリフォームを一緒にすることで、全体的なバランスを取りやすくなります。また、ライフスタイルに合わせたコントラストで統一できるため、住まいが個性的になります。

 

人が行き来する部分を一緒にリフォームすることで、バランスのいい仕上がりになります。

 

(4)アクセントを入れるとオシャレに

アクセントクロスというものがあります。廊下や天井の色とは違った色のクロスをアクセントとして配置する方法です。

 

アクセントクロスの王道は、廊下の突き当たりに配置することです。奥行きが感じられます。

 

(5)省エネや調湿素材もあります

クロスには省エネ壁紙や調湿素材で作られた壁紙があります。

 

省エネ壁紙の特徴は、光を拡散する特性があり、採光の少ない廊下や階段部分に使うと、明るくなります。

 

調湿素材は、湿気がこもりやすい部分に取り入れることで、結露や臭いの原因を減らすことができます。

 

機能性の高いクロスが登場していますので、お家の状態やお悩みによって選ぶことができます。

 

3: 悩みの多い色についてお話します

廊下や天井のクロス選びで悩ましいのが色。

 

(1)明るい色がおすすめ

廊下や天井には、基本的に明るい色がおすすめです。

 

どうしても圧迫感が出やすい場所なので、明るい色の方が開放感も出ます。

 

また、廊下や天井って、近くに窓がないケースが多いもの。光を取り入れるのが難しい部分でもありますので、明るい色がおすすめです。

 

(2)天井とのバランスを考える

天井の色は比較的明るい色を選ぶ方が多いです。そして廊下は、天井とのバランスを考えて、少し暗い色を選ぶ方が多いです。

 

例えば、天井がホワイトなら、廊下はホワイトをベースにしたクリーム系、ライトベージュ系がおすすめです。

 

どちらの色も天井と比較すると少し暗いだけです。他の色と比較すると明るい色なので、廊下が広く、天井が高く感じられます。

 

(3)無地がシンプルでおしゃれ

クロスを張り替えるなら模様を入れたい。このように考える方もいらっしゃいますが、リフォーム専門店の経験から申し上げますと、

 

無地がシンプルでおしゃれ

 

廊下や天井のクロスは、派手にならないのがベストセレクトです。どうしても模様を入れたいという場合は、廊下の壁の下半分までに模様を入れてツートンにしましょう。

 

仮に模様を入れるにしても、ワンポイント使いにすることを意識してください。

 

というのも、視覚的効果ですが、無地の方が空間が広く感じられるんです。

 

(4)アクセントクロスの上手な使い方

同色系ばかりだと面白くない。こういう方は、先ほどお話ししましたアクセントクロスで、別の色を使いましょう。

 

ちょっとしたことですが、廊下に使うと雰囲気が変わります。

 

(5)来客が多いなら

来客が多いご家庭なら(お家で料理教室とかされているなら)、廊下と天井はゲストが通る部分であり、あなたの印象を決める部分でもありますから、高級感のあるクロスを選びましょう。

 

上品な雰囲気のあるクロスがおすすめです。ベージュや白を基調としながら、高級感のある柄が入ったクロスだと、清潔感もありゴチャゴチャしません。

 

(6)ウォールステッカーという方法もあり

アクセントクロスを選ぶほどではないけれど、何かポイントになるものがほしい。こういう方にはウォールステッカーがおすすめです。

 

ホームセンターなどでも手に入りますので、お気に入りのステッカーを無地の壁に貼り付けましょう。

 

このときの注意点としては、沢山ステッカーを貼らないこと。チラッと見えるくらいに貼るのがオシャレです。

 

4: まとめ

廊下や天井のクロスって、放置されてしまう部分です。そのため、気づいたときには大変傷んでいたというケースもございます。

 

本文でもお話しましたが、理想はリビングやキッチンのリフォームと一緒に修繕することです。このタイミングを逃したとしても、玄関まわりのリフォームと一緒にできますので、諦める必要はありません。

 

まず、あなたのお家の廊下と天井を順番に見ていってください。角の部分が傷んでいれば、そろそろ張り替え時期です。破れていたり、膨らんでいたりする部分があれば、壁の内側にも何か影響している可能性があります。早急に修繕を考えてください。

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