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高齢者のリフォーム成功ポイントと快適で安全な暮らしを生む優先順位

 
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高齢者のリフォームを成功させるためには、一般的なリフォームとは違うことを理解してください。というのも、60代よりも若い世代がリフォームするなら、自分たちの好みやこだわりを前面に出したいことでしょう。

 

しかし、60代以降の方がリフォームを検討される場合、好みやこだわりの実現もありますが、それ以上に気になるのが「安全・快適」に暮らせるようにしたいという気持ちではないでしょうか。

 

そこで今回は、リフォームを専門に請け負っているアップクラフトが、高齢者の方が快適に暮らせるリフォームのポイントや優先順位についてお話していきます。

 

1: 高齢者のリフォームで注意するポイント

高齢者の方がリフォームされるとき、注意してもらいたいポイントがありますのでお話していきます。

 

(1)変化への対応

高齢になると誰もが変化にとまどってしまいます。テレビや新聞で見聞きすることだけではなく、住み慣れた家での生活も変化すると戸惑ってしまうことでしょう。

 

また、戸惑ってしまうと不安感も大きくなってしまい、新しいこと=不便 という解釈になり、より対応しづらくなってしまうこともあります。

 

リフォームでも同じでして、あまりにも大きな間取り変更リフォームを行うと、これまで身体が覚えていたことと違うため、快適性や安全性を向上させたはずなのに、逆に不便で不安を増やしてしまうケースもゼロではありません。

 

高齢者の方のリフォームでは、大きな間取り変更リフォームは考えず、今まで暮らしてきた生活動線を活かしたリフォームを検討するべきです。

 

(2)快適な居心地

建て付けや隙間風。強い雨の後の雨漏り。こういった部分をリフォームするだけでも、身体に優しい住宅へ変身します。

 

リフォームだからと言って、大きな工事を選ぶ必要はありません。自分たちが快適に過ごせる居場所を作ると考えていただきたいと思います。

 

(3)大きな工事による負担

リフォームの工事が長引くと、高齢者には大きな負担になります。

 

住んだまま工事が出来るとしても、何ヶ月も工事の人が出入りしていては落ち着いて生活できません。大きな工事になると、一時的に仮住まいへ引っ越す必要もありますが、こういう行動は身体にも心にも大きな負担になります。

 

工期を抑えることは負担を減らすことにつながります。そのためには、リフォームのポイントをしっかり抑えて工事をスタートする必要があります。

 

(4)必要なのは同じ目線

バリアフリーやユニバーサルデザインという言葉があります。言葉だけを聞くと「高齢者へぴったり」という印象を受けますが、ここは注意しておきたいところです。

 

というのも、バリアフリーやユニバーサルデザインというものは、ポリシーであり実際に使ったときに快適かどうかを判断するものではないからです。

 

確かにバリアフリーやユニバーサルデザインは、高齢者の生活に適している部分は多いですが、必ずしも全ての高齢者の暮らしにぴったりフィットするとは限りません。

 

実際には、高齢者の方と同じ目線で生活行動を考え、結果としてバリアフリーが良いのか、ユニバーサルデザインが良いのかを判断しましょう。

 

最初からバリアフリーやユニバーサルデザインありきでリフォームを検討せず、実際の暮らしやすさを基準に考えていただきたいと思っています。

 

(5)間取り変更で失敗することもある

リフォーム業者によっては「これがいい」という自信から、大きな間取り変更を提案されることもあります。

 

しかし、先ほども触れましたが、高齢者には大きな変化は負担になります。また、実際に暮らされる高齢者の方の目線に立てていない間取り変更は、バリアを作ってしまうことにもなりかねません。

 

毎日暮らすのは高齢者の方です。設計や工事をする人ではありません。ご自身の快適さをきちんと伝えておきましょう。

 

2: 高齢者にやさしいリフォーム優先順位

高齢者にやさしいリフィームには優先順位があります。

 

(1)どこをリフォームすればいいの?

高齢者の方のリフォームで最も大切なのは「つまづかない」ようにすることです。

 

例えば、

 

  • 手すりの設置
  • カーペットをフローリングへ
  • 敷居をフラットに

 

どうしても足腰が弱くなりがちですし、一度の転倒で外へ出られなくなることもあります。

 

まずは「つまづかない」ようにすることから始めましょう。

 

(2)トイレのリフォーム

トイレのリフォームは優先度が高いです。トイレは1日に何度か使います。使いにくいからと言って我慢していると、身体に良いことはありません。

 

でも、トイレは狭くて座ったり立ったりするところ。まずは手すりと付けましょう。そして床の部分の段差を解消。

 

最後は可能なら入り口を広めにし、扉を外開きか引き戸にすると安心です。

 

(3)階段のリフォーム

2階建ての住宅には階段があります。階段の上り下りは大変危険なポイントですから、手すりの設置は必須です。また、階段や床材にはすべりにくい部材を選びたいですね。

 

さらに、階段の下の方には明るい照明を付けておきましょう。考えているよりも視力も衰えていますので、日中でも階段の下の方は見えづらく、足を踏み外す可能性もあります。

 

(4)浴室のリフォーム

浴室のリフォームは優先度「中」です。

 

リフォームされるなら、手すりの設置、浴室暖房の設置を検討しましょう。

 

浴室のドアですが、折り戸に変更すると楽に出入りできます。

 

(5)玄関のリフォーム

玄関のリフォームは優先度高めです。

 

というのも、玄関に不安があると出歩かなくなります。そうすると足の筋力も低下し、知らず知らずのうちに運動量が減少。次第に立つこともつらくなってしまいます。

 

いつまでもご自身の足で歩けるためにも、早い段階で玄関のリフォームを行っておきましょう。

 

リフォームとしては、手すりの設置、補助台で出入りが楽になるようにする。

 

玄関アプローチの部分は、スロープ&手すりができれば最適です。

 

(6)リビングのリフォーム

リビングは「つまずき」を無くすための工夫を行いましょう。

 

カーペットとフローリングにすることで、端で足を取られることもなくなります。また、段差の解消もできますので、転倒の危険性を少なくできます。

 

高齢になると「転倒」は大変危険なことにつながります。骨折などをすると、そこから寝たきりになってしまう方もいらっしゃいます。

 

(7)断熱リフォーム

温度の変化に対応するのが難しくなってきます。できるだけ季節の変わり目には、温度変化を受けないように、断熱リフォームを検討してみましょう。

 

優先順位は高くありませんが、やっておくと大変快適な生活を続けることができます。

 

(8)明るさリフォーム

意外ですが、私は優先順位が高いと考えています。

 

視力の低下を止めることはできません。また、夕暮れや早朝は見えづらいことも多いため、家の中でつまずいてしまうこともあります。

 

つまずきやすい場所や足を踏み外す可能性がある場所は、明るくしておきましょう。

 

階段、玄関、トイレ。この辺りが対策ポイントになります。

 

3: まとめ

高齢者の方のリフォームは、個性を出すこと、ライフスタイルを表現することを優先するのではなく、安全・快適に暮らせる居場所を作ることが大切です。

 

けっしてリフォーム業者の自己満足ではなく、生活される方にとって安全なのかどうか。不安を増やしていないかどうか。こういう部分に配慮したリフォームプランが重要になってきます。

 

ぜひ今回の内容を参考にしていただき、安全に暮らせる居場所を作ってください。

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