使わないベランダをリフォームして新しい生活様式でも快適に暮らす方法
最初は「あると便利だな」と思っていたベランダ。でも、実際に暮らし始めると、ベランダで過ごす時間はほとんどなく、次第に「使わない荷物」を置いておく「倉庫」みたいになっていることもありますね。
そこで今回は、使わないベランダをリフォームして、有効活用した暮らしを実現する方法をお話していきます。
Contents
1: 使わないベランダってもったいないですよね?
ベランダがあると眺めもいいし、休日に楽しめるかも?
バルコニーがあると、毎日リラックスできる空間になるかも?
こんな思いを持っていたはずなのに、いざ暮らし始めるとベランダもバルコニーも使っていない。そんな方もいらっしゃいます。
反対に、お子さんの成長にあわせて子供部屋が狭くなってきたなと感じておられる方もいらっしゃれば、リビングで過ごす家族が増えて、ゆっくりと自分だけの空間を持つことが難しくなったという方もいらっしゃることでしょう。
さらに、コロナ禍による影響でテレワークが導入され、家で仕事をしはじめると「集中して仕事をする場所がない」という現実に直面された方も、今年は多かったのではないでしょうか。
こういった暮らしの変化によって起こった問題ですが、もしあなたのお家で使っていないベランダやバルコニーがあれば、リフォームすることで解決することができる可能性が高いのです。
- 使わないもの
- 捨ててもいいもの
- 年に一度しか使わないもの
こうしたものの置き場所として、ベランダやバルコニーがあるのなら、ぜひリフォームを検討してみていただきたいのです。
だって、お家の中にあるデッドスペースって、大変もったいない空間ですからね。少しでも快適に暮らせるように検討してみることが大切です。
2: 使っていないベランダを部屋にするメリット
使っていないベランダやバルコニーを部屋へリフォームすると、次のようなメリットが出てきます。
(1)サンルーム
ベランダやバルコニーって、そもそも日当たりの良い方向に設置されていることが大変多いです。
そのため、サンルームやテラス囲いをすることで、日差しをいっぱい感じられる「ちょっと優雅な気分になれる」空間を手に入れることができます。
そしてサンルームは、優雅に過ごす空間だけではなく、
- 雨の日でも洗濯物が干せる
- 花粉やPM2.5を気にせず過ごせる
- ペットの遊び場としても活用
- 低温に弱い植物の育成
このような活用方法の場所としても利用できます。
使わないベランダやバルコニーがある場合、まずはサンルームやテラス囲いを検討してみましょう。暮らしの中に気分転換できる空間を持つことができるはずです。
(2)お子さんの部屋
新しい家族を迎えた方の場合、2~3畳の空間があれば専用の部屋としても使えます。
お子さんの成長にあわせて、部屋の用途を変化させることもできますので利便性も高くなります。
(3)書斎
2~3畳の空間でもあるとうれしいのが「書斎」です。
気持ちにゆとりをもつことができますし、一人で過ごす時間は毎日の慌ただしい暮らしから切り離され、気分をリフレッシュしてくれることでしょう。
豊かな人生を送るためには、一人で過ごす豊かな時間も大切ですね。
(4)テレワーク
コロナ禍によって浸透したテレワーク。通勤から解放される反面、自宅の中で集中して仕事をする場所が無いため、それがストレスになっている方もいらっしゃるようです。
こうしたときこそ、使っていないベランダやバルコニーをリフォームして、テレワーク専用のビジネススペースへと変身させましょう。
2~3畳あれば、シェアスペースと同じくらいの広さを確保できますので、十分に仕事をすることができます。また、オンライン会議を行っているときに、突然カメラへ家族が入り込むこともありませんし、音声を拾ってしまうこともかなり減ります。
これからテレワークは増加傾向にあります。今はまだ通勤されているかもしれませんが近い将来、週2回はテレワークというような流れになる可能性もあります。
こうしたときの対策としても、リフォームしておくことは大変有意義なメリットになるでしょう。
(5)趣味
趣味の部屋があると、うれしくなりませんか?
- ギターの部屋
- ピアノの部屋
- 電子ドラムの部屋
楽器の部屋があると、練習もはかどります。
- eスポーツの部屋
- オンラインゲームの部屋
- 動画編集の部屋
デジタル環境がそろった部屋があると、かなり集中して気兼ねなく過ごすことができます。
他にも、
- フラワーアレンジメント
- リラクゼーション
- ハンドメイド
こうした趣味を生かす部屋としても使えますし、自宅でレッスンをする場所としても活用できます。
3: ベランダをリフォームするときの注意点
(1)工事の規模が大きくなる場合がある
ベランダの場所に新しく部屋を作りますので、壁や柱の工事などが必要になります。
そのため、トイレ設備の交換や浴室をユニットバスへ交換するというようなリフォームよりも規模が大きくなることがあります。
(2)工事の期間が長くなる場合がある
工事規模が大きくなると、多くの場合は比例して工事期間も長くなる傾向にあります。
工事の方法によっては、ベランダやバルコニーに接している部屋の一部も一緒に工事をすることになりますので、ご不便をお掛けする期間が長くなることがあります。
(3)リフォーム方法によっては税金へ影響することも
これは設計時点でわかることですが、部屋にすることで固定資産税が増えることもあります。
設計時点でどうなるのか、きちんと説明してもらっておきましょう。
(4)住宅の耐久性
部屋を増やすことで、住宅が持っている耐久性に影響がないのかを確認することも必要です。
専門家に調査してもらい、安全安心な方法を選びましょう。
(5)戸建て住宅でないと難しい
マンションの場合、分譲でもNGになることが多いです。
マンションを管理しているところへ確認しておきましょう。
(6)住宅の雰囲気が変化
部屋が増えることで、住宅の見た目や雰囲気が変化することになります。
最近ではパソコンを使って「完成イメージ」を先に見ることができる業者さんもありますので活用し、どのように雰囲気が変化するのか知っておきましょう。
4: ベランダリフォームを依頼するならこんな業者を選びましょう
もっとも大切なのは、現場をしっかり調査してくれる業者です。
- リフォームした場所
- 住宅の状況
- 耐久性能
- リフォームする場所に隣接する部屋の状況
こうした部分を丁寧に調査し、最適な提案をしてくれる業者を選んでいただきたいと思います。
- とにかく「安い」
- 何でも「できます」と言う
- ろくに住宅を見ていない
こういう業者は選ばない方がいいですね。
また、業者は2~3社へ相談してみてください。そして相談するときには、同じ内容、同じ条件を伝えることがポイント。
違った内容や違った条件を伝えると、それぞれの業者が提案している内容を正しく比較することができなくなります。
5: まとめ
使わないベランダやバルコニーは、部屋にすることで活用範囲が広がります。
物置のままにしておくのは「もったいない」ですし、使わないことで雨漏りの原因になってしまうことも考えられます。
使わないベランダやバルコニーの存在が気になっておられるのなら、今がリフォームを検討するタイミング。
ぜひ、新しい部屋を作って暮らしに楽しみやリラックスできる空間を手に入れてください。