家のリフォーム費用はどれくらい?知っておきたい相場とポイントとは
そろそろ家が古くなってきたのでリフォームしたい。家族構成が変わったので、これから快適に暮らしやすい家にリフォームしたい。このように考えておられる方は、同時に「どれくらいの費用がかかるの?」と思っておられるはず。
そこで今回は、戸建て住宅リフォームのアップクラフトが、あなたのお悩みを解決するべく、これまでの経験や実績から費用相場、リフォームで失敗しないポイントについてお話していきます。
Contents
1: 家のリフォーム費用相場とは
戸建て住宅のリフォーム費用って、いくらくらい必要なのかパッとわかる人は多くありません。
また、知人や親族の中でリフォームを経験された方に話を聞いてみても、それぞれに費用感が違っているため参考にしづらいということも良くあります。
でも、予め費用相場がわかっていると、リフォーム予算の計画も立てやすくなりますし、安心して工事を進めることができるため、やはりある程度は相場を理解しておきたいのも事実です。
(1)リフォーム費用は内容に左右されます
戸建て住宅のリフォーム費用の話を聞いてみても、どうも一致しない。こういうことも多いのですが、その理由は「リフォーム内容によって費用が変わるから」です。
仮にキッチンをリフォームしようとしたとします。この場合、お家によって次のように状況が違ってきます。
- キッチンの設備だけリフォームすればOKの家
- 設備だけではなく壁や天井の修繕も必要な家
- 排水関係もリフォームしないといけない家
リフォーム費用は、リフォームしたい場所によっても相場が変わってきますが、家の現状によっても費用は変わってきます。
そのため、もしリビングの内装をリフォームしようと考えたとしても壁紙を貼り替えるだけで終わることもあれば、壁のひび割れを修繕した後に貼り直す必要がある家もあります。
(2)室内メインの部分リフォーム相場
あくまでも一般的な状態である場合の話になりますが、原状回復(新築に近い状態)を目的とした室内リフォームの場合、部分的なリフォームなら200万円~500万円が費用相場と言えます。
(3)建物全体のリフォーム相場
室内だけではなく、家全体のリフォームを行う場合もあります。このような場合ですと敷地面積によって費用相場も変化してきますが、最低でも1000万円は必要になると考えておかれると良いでしょう。
2: リフォーム費用以外に必要な費用
戸建て住宅のリフォーム費用には、リフォーム以外に必要な費用があります。ですから、リフォームだけの費用で考えずに、他に必要な費用も合わせて予算計画していただきたいと思います。
(1)設計費
小さなリフォームの場合ですと設計費はかからないことが多いです。一方、間取り変更リフォームや家全体のリフォームを行う場合には設計費が必要になることが多いです。
ただ、業者によってはリフォームの見積もりに「設計費」が含まれていないこともありますので、見積もり確認時には「設計費込み」なのかどうか確認しておきましょう。
「設計費は別途必要です」と後から言われても困ると思います。
(2)仮住まいの費用
リフォームの規模によりますが、荷物の移動が多いケースや、間取り変更が大きいケースの場合、一時的かもしれませんが仮住まいが必要になることもあります。
仮住まいまでは必要なくても、トランクルームは必要ということも多いです。
こういった費用は忘れていることも多いですので、業者へ工事中もこれまで通り生活できるのかどうか確認しておきましょう。
(3)引っ越し費用
仮住まいやトランクルームへ荷物を入れておく場合、引っ越し費用や荷物の運送費が必要になることもあります。
自分たちで運べるくらいの量なら問題ありませんが、大型家具や大型電化製品などがある場合は業者へ依頼することも出てきます。
(4)駐車場代
駐車場を含めてリフォームする場合、一時的に車を停めておけないこともあります。駐車場代は地域によって負担増になることもありますので、予め調査しておきましょう。
(5)建築確認申請
リフォームによって部屋数が増えたこと。一般的に「増改築」と呼ばれる状態になった場合、建築確認申請が必要になります。
この申請を行うためには手数料がかかりますので、見積もり段階で業者へ建築確認申請が必要になる設計なのかどうか確認しておきましょう。
3: 家の部位別リフォーム費用相場
続いてリフォームで多い、家の部位別費用相場をまとめてみました。
(1)トイレリフォーム
費用相場の中心は、20万円~50万円です。この費用のリフォームは、便器の交換が多いです。トイレ室内の広さを変えたい場合は、間取り変更にもつながりますので50万円以上必要になるケースがほとんどです。
(2)キッチンリフォーム
キッチンリフォームは設備によって大きく費用が変化します。そういった理由がある中でもリフォーム費用の中心は、50万円~150万円です。
キッチンのレイアウトを変更する場合は、給水や排水場所、換気扇の場所を変更すると、100万円以上必要になることもあります。
(3)浴室リフォーム
ユニットバスからユニットバスへのリフォームですと、大きく見ると浴室の入れ替えになりますので、50万円~80万円が相場となります。
従来からある備え付けの浴室からユニットバスへのリフォームですと、従来の浴室を解体工事しなくてはいけませんので、解体工事費用分高くなります。そのため費用相場としては、70万円~100万円が相場です。
(4)洗面リフォーム
スタンダードな洗面設備の入れ替えですと、20万円~50万円で行えます。非常にシンプルな洗面設備を採用されるなら、20万円以下でリフォームすることも可能です。
(5)リビングリフォーム
リビングリフォームは大きく分けると2つあります。
内装だけのリフォームの場合ですと、15畳程度のリビングなら30万円前後が相場です。間取り変更まで含んだリフォームですと100万円~200万円が相場です。
(6)外壁塗装・屋根塗装
外壁塗装や屋根塗装は、現状がどのようになっているのか(劣化状況)によって変わってきます。
劣化が著しくないのなら塗料のグレードで費用が変わります。相場としては50万円~100万円が中心です。ただし大きなお家の場合は塗料も沢山必要になりますので、比例して費用がアップします。
劣化が激しい場合は修繕工事をしてから塗装を行いますので、100万円~150万円、少し大きなお家ですと200万円くらい必要になることもあります。
(7)外構リフォーム
門扉の交換のような小さなリフォームなら20万円前後が相場です。家のまわりのフェンスや塀をリフォームするとなると、敷地面積によって変化しますが概ね50万円~80万円が相場です。
4: 家をリフォームするときの注意点
リフォームされるとき、次のことに注意しておきましょう。
(1)ツーバイフォーの制限
ツーバイフォー住宅の場合、工法的な理由からリフォームに制限が出てくることがあります。特に間取り変更を考えておられる場合、柱や壁を取り除けない場合もあります。
リフォームを依頼されるときには、業者へ調査してもらいましょう。
(2)施主支給リフォーム
最近多いのが施主支給リフォームです。リフォームで使う建材や設備を施主様が用意される方法です。
この方法、上手くいけば費用を抑えることにもつながりますが、場合によってはリフォームで使えない部材を準備してしまい、結局は費用が嵩んでしまったということも発生します。
施主支給を選ばれる場合は、予めリフォーム業者と入念な打ち合わせをし、どの部材ならOKなのかを相談しておきましょう。
(3)費用範囲の確認
リフォームの見積もりを手にされたとき、必ず業者へ見積もりに載っている費用の範囲を確認しておきましょう。
どの工事や設備まで含まれているのか。どの分は別途なのか。どういったケースなら別途費用が発生するのか。
そして別途費用が発生したときには、前もって施主へ相談してもらえるのか。
費用範囲は施主様と業者では「あたりまえ」が違います。認識のズレをなくすためにも、明確に説明してもらうことが必要です。
5: まとめ
家のリフォーム費用相場は、どのようなリフォームをされるのか、内容によって変わってきます。また、家の現状によっても変わってきます。
そのため、適正価格でリフォームを行うためには、現地調査をきちんと行い、高い安いではなく「必要な工事」を提案してくれる業者が必要です。