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サンルームを部屋にするには?おしゃれにリフォーム増築する方法を紹介

 
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子育てが終わったので、ベランダやバルコニー、庭の一部を使ってサンルームを部屋にして楽しみたい。そんな憧れを持った50代以上の方が増えています。

 

サンルームがお家にあると、見た目の雰囲気が優雅になりますし、暮らしている人の気持ちや価値観、考え方もゆったりとしていくことでしょう。

 

そこで今回は、リフォームを専門に行っている「アップクラフト」が、サンルームをお部屋にして楽しむときに、注意しておきたいポイントをご紹介していきます。

 

1: サンルームとは

サンルームとは、一般的には太陽の光を取り入れやすい「ガラス」を張ったお部屋のこと。

 

ガラスを張る部分は、全面の場合もあれば一部だけということもあります。

 

また、壁の部分だけではなく屋根の部分もガラスを張ることもあり、太陽の光を浴びながら、ゆったりとした気分で自然を感じ、季節の変化を楽しめる部屋と言えます。

 

また最近では、壁になる部分の一部へドアを設置し、いつでもサンルームからお庭へ出入りしやすいタイプのものも人気が出てきています。

 

2: サンルームを部屋にするときのポイント

サンルームを部屋にして楽しむとき、次のポイントをおさえておくと失敗したり後悔したりすることが減っていきます。

 

(1)目的

サンルームを部屋にして楽しむ「目的」を明確にしておきましょう。

大きく分けると次の2つの目的になるはずです。

 

  • リビングの延長線
  • 家事のスペース

 

リビングの延長線としてサンルームを設置する場合、最終的に得たいのは次の3つになります。

 

  • 暮らしやすい環境
  • 居心地の良い空間
  • リラックスできる景色

 

どれもあなたの「価値観」が色濃く反映されることばかり。ということは、値段の安い簡易なサンルームを選んでしまうと、先ほどの3つの得たいことが満たされなくなる可能性が高まります。

 

暮らしづらい空間、見た目に安っぽいので居心地が良くない空間、ガラスが良くないので景色や空が美しくない。というようなことになりがちです。

 

家事のスペースが目的なら、居心地などよりも効率的に使えるサンルームがおすすめになります。高価なものよりもほしい機能が充実していて、高価にならないものを選ぶのが良いでしょう。

 

このようにサンルームを部屋にすることを考えると、最初に考えておきたいのが「目的」なのです。

 

(2)広さ

目的が決まると次は「広さ」を考えます。

 

例えば「リビング」の延長としてサンルームを設置するのなら、次のような家具が置けないと使いづらくなるはずです。

 

  • イス
  • テーブル
  • 家具

 

最低でもこの3つは必要です。もう少しおしゃれな空間にしたいなら

 

  • 観葉植物
  • 照明
  • ソファ
  • ラグ

 

意外に部屋に置いておきたいものが多いです。そしてこれらの物を、余裕を持って置ける広さを検討する必要が出てきます。

 

とは言え、敷地の広さやサンルームに使える広さには限りがあります。そこで、使える広さと部屋に置くもののバランスも一緒に考えておきたいところです。

 

また、リビングではなく家事のスペースとして利用するなら、家事の目的に合わせた広さを確保できれば問題ありません。

 

例えば、家事の中でサンルームの利用が多い「洗濯物を干す」という場合だと、リビングの延長と比較してかなり小さいスペースでもOKということになります。

 

(3)配置

サンルームをどこに配置するのか、これも大切なポイントです。

 

リビングの延長なら、リビングからつながっている方が便利です。わざわざ他の部屋へ入ってからサンルームへ向かうように配置すると、そのうち面倒になって誰も使わなくなる可能性があります。

 

家事のスペースなら、家事の内容によって配置を考えましょう。先ほどの例でも登場した「洗濯物」というキーワードが家事の内容だとすると、

 

洗濯物をする場所と洗濯物を干す場所は近い方が便利です。また、干して乾いた洗濯物を取り込む部屋も近い方が便利です。

 

このような視点でサンルームの配置を考えてもらうことで、暮らしの中で使いやすいお部屋が誕生します。

 

(4)動線

配置と密接に関係しているのが「動線」。ある場所からサンルームへ。サンルームから別の部屋へ。

 

どのような動きをすることが理想なのかをシミュレーションして確かめておきましょう。

 

(5)素材

リビングの延長として利用する場合に影響するのが「素材」です。サンルームの素材によって「見た目」の雰囲気が変化します。

 

外から見たとき、サンルームの中から見たとき。どちらも素材によって満足感が変わってきます。

 

ご自身のイメージや価値観、ライフスタイルに合わせた素材を選ぶようにしましょう。

 

(6)防犯

サンルームにも防犯は必要です。特に庭とつながるドアがある場合、窓の開閉範囲が広い場合などは、防犯性能も検討しておきましょう。

 

場合によっては、センサー付きのライトをサンルームの外側に設置して、防犯対策を一緒にしておくのもおすすめです。

 

(7)プライバシー

サンルームは、外からもある程度見えてしまいます。そのためプライバシー保護の観点から「全く見えない」ようにしてしまう方もいらっしゃるようです。

 

しかし、ここで考えていただきたいのは、サンルームで「全く見えない」というのは、部屋の内側からも外が見えないということになります。これではサンルームを設置した意味がありません。

 

そこで、過度なプライバシー保護を心配するよりも、配置を考えるときに外からの視線を防げる場所を検討していただきたいと思います。

 

(8)テラス囲い

サンルームはちょっと高いから難しい。

 

このような意見もございます。そういった場合、サンルームに大変似ている「テラス囲い」という方法があります。

 

工事の内容や設備費用の違いから、サンルームよりも費用負担が少なくなることが多いので、リフォーム業者さんへ「テラス囲いだったらどうですか」と尋ねてみてください。

 

3: サンルームのメリットとデメリットを知っておこう

どんなものにもメリットとデメリットがあります。それぞれの内容を理解しておき、ご自身の住宅やライフスタイルに適しているか判断する材料にしてください。

 

(1)メリット

[1]雨の心配がいらない洗濯干し場

これは大変大きなメリットです。

朝に洗濯してサンルームに干し、外出中に雨が降っても濡れる心配がありません。

普段から家事をされている方なら、このメリットは大きいですね。

 

[2]花粉症やPM2.5対策

アレルギー源にもなる花粉やPM2.5の対策としてもサンルームは役立ちます。

日光が差し込む室内なので、洗濯物に花粉などが付着する心配もほとんどありません。

 

[3]暮らしに潤いが増える

サンルームは特別な空間です。晴れの日でも雨の日でも、天候に関係なく外を見ながらゆっくり過ごせる空間は、暮らしの中で「ホッ」と一息リラックスさせてくれます。

 

(2)デメリット

[1]室温

夏の季節は、日光が降り注ぎますので室温が高くなります。

日除けなどを使って対策する必要が出てきます。

 

[2]税金

サンルームは「部屋を増築」するということになり、状況によっては固定資産税が増えてしまうこともあります。

見積もりや設計段階でわかりますので、業者さんと相談して確認しておきましょう。

 

[3]掃除

まわりはガラスなので汚れやすいです。また、台風の後などは葉っぱや枝が屋根の部分に溜まってしまうこともあります。

そのため掃除が必要になるのですが、屋根や側面の高い部分の掃除は落下の危険性がありますので、業者さんへ掃除を依頼することになります。

 

4: まとめ

サンルームがあると住宅の雰囲気が変わります。そして暮らしの雰囲気も変わります。

 

自然の変化を楽しむことも増えるでしょうし、心も体もリラックスできることが増えるはず。

 

子育てが終わった方だからこそ、これからの人生を楽しむためにもサンルームを検討して暮らしを充実されてはいかがでしょうか。

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