受付時間 9:00~17:30(火曜定休)

台所リフォーム成功ポイントとは

 
この記事を書いている人 - WRITER -

そろそろキッチンが傷んできた。年齢を重ねることで使い勝手が良くない。収納出来ない。掃除が辛い。

 

このような不満が少しずつ出てきているのなら、台所リフォームのタイミングです。

 

そこで今回は、台所リフォームの成功ポイントについてお話していきます。

 

1: 台所リフォームを成功させる手順について解説

台所リフォームを成功させるためには、思いつきだけで始めてはいけません。リフォーム後に使いやすい台所へ変身させるなら、次の手順で検討しておきましょう。

 

(1)今のキッチンの不満を洗い出し

今のキッチンの不満点を洗い出してみましょう。

 

ここで大切なのは、洗い出した内容を書き出すことです。頭の中で洗い出しても、整理されにくいですし、今後リフォーム業者と打ち合わせするときに、上手く伝わらないこともあります。

 

不満点を洗い出すときですが、まずは台所をメインで使っている方の不満を書き出します。その次に、家族が台所で感じている不満を書き出します。

 

例えば次のような不満が出てくるかもしれません。

 

  • においがこもってイヤ
  • 料理しているときに手元が見えづらい
  • コンロが使いにくい
  • 無駄に移動する必要があるので身体がつらい
  • 高いところの収納が使えないので困っている

 

20代、30代のときは気にならなかったことも、50代を過ぎると身体の調子も変わってくるため、不満な点が増えてきても不思議ではありません。

 

(2)新しいキッチンをイメージ

不満を洗い出せたら、次は不満を解決したイメージを描いてみましょう。

 

雑誌やインターネットを使ってアイデアの元にしても良いと思います。

 

同時に、どんな雰囲気の台所にしたいのかもイメージしておきましょう。スッキリシンプルな台所にしたいのか、見せる台所にしたいのか。カフェっぽい雰囲気が好みなのか、広い空間がうれしいのか。

 

イメージを膨らませましょう。

 

(3)イメージから間取りを考える

台所の間取りを考えましょう。

 

I型、II型、L型、アイランド型などがあります。お家の雰囲気や、あなたの理想の型を考えてみてください。

 

(4)キッチンでの動線を思い描く

キッチンでの動き方をイメージしてみてください。

 

自分が料理をするとき、どういう風に動くのかを想像してもらうと、イメージから得た間取りが本当に使いやすいのかどうかがわかります。

 

いくらおしゃれなキッチンだったとしても、移動する距離が長いと毎日のことなので疲れます。

 

(5)設備を決める

リフォーム対象になる設備を決めましょう。

 

例えば、ガスコンロをIHコンロにする。食洗機を取り入れる。これまでよりも大きなオーブンが欲しい。

 

すべての設備を買い換えると出費が増えますので、買い換えたい設備と、そのまま使う設備を決めておきましょう。

 

(6)予算を決める

リフォームに使う予算を決めることも大切です。

 

予算を決めるときですが、リフォーム費用と設備の買い換え費用を合計して考えておくと、後から追加の出費で驚くこともなくなります。

 

2: 台所リフォームで検討しておきたいポイント

台所リフォームで失敗しないためには、次のポイントを検討しておきましょう。

 

(1)レイアウト

何と言っても台所のレイアウトが大切です。

 

流行もありますが、それよりもご自身達の使いやすさを優先して考えてください。

 

最近はアイランド型が流行っています。確かに家族とコミュニケーションを取りながら料理できますのでおすすめではありますが、換気に気をつけないとニオイがこもってしまう原因にもなります。

 

ライフスタイルによってはアイランド型よりも従来のI型やL型の方が使いやすいということも当然あります。

 

自分たちの暮らし方。台所の使い方。こちらの優先順位を高くして検討しましょう。

 

(2)動線

レイアウトに関連するのが動線です。

 

例えば、冷蔵庫からシンクの距離が遠いと、毎回動くのが億劫になります。また、キッチンからダイニングに料理を運ぶとき、安全スムーズに運べるのかも確認しておきたいポイントです。

 

(3)デザイン

キッチンは毎日使うところです。そのため、メインで使う方の好みを優先させましょう。

 

料理をするだけの空間ではもったいないです。楽しい気分になれるよう工夫しておきたいですね。

 

(4)素材

水と油で汚れやすい場所です。そのため素材を選ぶときには掃除しやすいことを考えましょう。

 

水や油が飛ぶと、跡が残って取れない。素材としては良いものでも、楽に使えなくなってしまいます。

 

(5)換気

ニオイの対策や湿気の対策のために換気には気をつけましょう。

 

換気扇の位置やダクトの位置によって変わりますので、リフォーム業者と相談して決めてください。

いくらカッコ良くみえても、換気機能が低いのなら快適な台所になりません。

 

(6)収納

キッチンの収納は見落とされやすい部分です。

 

食器を置く場所。野菜を置く場所。調理器具を置く場所。

 

実はいろいろな物を収納することになります。リフォームのときには、使わない物は一旦整理した上で、今後のことを考え余裕のある収納を確保しましょう。

 

(7)高さ

収納に多いのですが、高い場所にあるため使いにくいという話があります。

 

リフォームのときには、高い場所の収納をどうするか検討してください。特に50代以降の方の場合、高い場所の収納は身体への負担も増えますし、足台を使うことで転倒の危険も出てきます。

 

また、五十肩など、肩周辺の不調も出やすいため、腕を上げる動作がつらくなり、高い場所の収納は使わないようになることもあります。

 

できるだけ、疲れない、危なくない高さを考えましょう。

 

3: 台所リフォームで注意しておくこと

リフォーム業者から、注意しておいてほしいことをお話します。

 

(1)キッチンの移動

リフォームのとき、キッチンの場所を移動すると費用が高くなります。

というのも、キッチンを移動すると給水排水設備の工事が必要になるからです。

 

配管を変える工事は、工事期間も長くなりますので注意しておきましょう。

 

(2)電気の契約

最近のキッチンは電気を沢山使います。そのため、リフォームしてから設備を動かすとブレーカーが落ちてしまうこともあります。

 

リフォームの時には、コンセントの数や位置、設備で使う電力量が今の電気契約で大丈夫なのかを確認しておきましょう。

 

電子レンジや冷蔵庫などの電力消費量は大きく変わりませんが、食洗機を取り入れると電力消費量が変化します。

 

(3)レイアウト

先ほども触れましたが「流行」ではなく「自分たちが使いやすい」レイアウトを選んでください。

 

お料理教室をご自宅でされるのなら、みんなが見えるアイランド型は大変おすすめですが、ゲストにキッチンは見られたくないのならアイランド型は向きません。

 

このように、自分たちが「どう使うのか」によってレイアウトは変わります。

 

(4)ショールームの使い方

キッチンの設備に関してですが、ショールームを活用しましょう。実際の設備を見て触れることができますので、リフォームのイメージも湧きやすくなります。

 

また、ショールームでキッチンの前に立つことで、実際の高さもわかりますから疲れずに使えるか確認できます。

 

4: まとめ

台所リフォームは、自分たちの使いやすさを重視しましょう。

 

使いやすさを重視することで、生活が快適になりますし、安心できる空間にもなります。

 

一日の中で比較的長い時間を過ごす場所です。流行よりも自分たちの快適さを基本にしてリフォームを行ってください。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。