玄関の靴箱をリフォームで整理したい!気になる費用目安と成功ポイントを解説
玄関がいつもすっきりしていると暮らしも整います。しかし、わかっているけれど玄関は油断すると散らかりやすい場所でもありますよね?
特に家族が毎日使うアイテムである「靴」は、放っておくと散らかり放題になりやすいもの。
そこでいつでもすっきりとした玄関で、突然のゲストがやってきても慌てなくていい、玄関収納の要である靴箱リフォームについて解説していきたいと思います。
Contents
1: 玄関で一番収納したいものは「靴」
玄関で収納したいものというと、次のようなアイテムがあります。
- 靴
- 傘
- スリッパ
- 掃除用具
- 防災グッズ
ご家庭によっては次のアイテムも収納したいことがあるでしょう。
- ベビーカー
- ゴルフ用品
- つり用品
- 三輪車
この中で、とにかく油断すると散らかってしまうのが「靴」です。でも、靴を全部収納することはできません。毎日使うアイテムですし、その日の気分やファッションにあわせて選びたいですから。
2: 玄関の靴箱をリフォームするときのポイント
玄関の靴箱は足りているでしょうか?あれもこれも履くかもしれないからと、玄関に並んだままということはありませんか?
もし、このような状態がすでに何ヶ月も続いているとか、すっきりする気配が感じられないとか、靴が揃わずにあちこち向いた状態にイライラしているとか、そんなことになっているのなら早急に玄関の靴箱リフォームを検討しましょう。
玄関の靴箱リフォームを行うことで、散らかっていた靴が必要なものだけを残して、すっきりと収納することができます。また、リフォームするポイントを知っていることで、ご家族に必要なだけの収納スペースを設置することができるでしょう。
(1)家族の収納量を考えよう
ごく一般的な方が持っている靴の数を考えてみたいと思います。
これまでの経験や自分の体験から考えてみても次のような数が一般的ではないかと感じています。
- 大人の男性:8~12足
- 大人の女性:10~18足
- 子供:4~7足
最大の数を合計すると37足です。これって結構な数ですし、収納するためには少し広めのスペースが必要になってくることがわかります。
さて、あなたのご家族が持っている靴の数はどれくらいでしょうか?靴箱のリフォームを行うときには、家族全員の靴の数を理解しておきましょう。
まずは数を知っていることで、どれくらいの収納スペースが必要になるのか、概算で計算することができるようになります。
(2)収納の種類を知っておこう
玄関の靴箱リフォームには種類があります。
[1]カウンタータイプ
カウンタータイプがもっとも見かけることの多い靴箱でしょう。腰高までの戸棚があり、その中に靴を収納することができます。棚の横の部分には傘や杖などを収納するスペースを持っているものもあります。
このタイプは玄関へ入ったときの圧迫感がありません。反面、収納量が多くないので家族が持っている靴の数が多い場合は、すっきりと収納するのが難しくなります。
[2]フロートタイプ
天井から床の少し上まで収納できるようになっているタイプです。収納スペースの下の部分(床から少し上)が空間になっているので、背の高い収納でありながら圧迫感が少し和らぎます。
下の空間に照明や観葉植物を置くことで、おしゃれな空間を演出できるのもメリットです。さらに高さのある収納なので、靴の数が多いご家族でも安心です。
[3]壁面タイプ
天井から床までが収納スペースになっているタイプです。このタイプは収納量が多いので、靴を多くもっておられるご家族に向いています。
デメリットは、玄関に入るとドーンと収納があるので圧迫感を覚える人もいらっしゃいます。
[4]シューズクローク
靴を履いたまま出入りできるスペースです。デザインもおしゃれですし、収納力も高いので、スニーカーなどを集めるのが好きな方にぴったりです。
(3)スペースの有効活用
玄関の靴箱リフォームを検討するとき、限りある玄関スペースに無駄を作らないことです。
デッドスペースをできるだけ少なく設計することで、収納力を高めることができます。
(4)靴の種類も大切なポイント
靴箱のタイプを検討するとき、お持ちの靴の種類も確認しておきましょう。
スニーカーや革靴とブーツでは必要な高さが変わってきます。また、同じ高さの収納スペースであっても、実際に収納できる数が変わってきます。
(5)臭いや湿気対策を忘れない
靴箱は臭いや湿気がたまりやすい場所です。通気性や臭いを防止する素材なども合わせて検討しておきたいですね。
(6)収納スペースが多いほど便利
可能なら玄関の収納スペースは多い方が便利です。靴だけではなく、傘や杖なども収納できると便利ですっきりとします。
また、ベビーカーも収納できるとお出かけのときの面倒な気持ちも軽減していきます。
(7)高さによって使い勝手が変わる
背の高い靴箱は収納力が高くなります。しかし、背の高すぎる靴箱は、上の方が使いづらいため、履かない靴(捨てても良い靴)がたまってしまう危険性があります。
必要のない靴を大事に持つことで、限られたスペースを無駄に使ってしまい、結局は玄関が靴で散らかっている。そんなことにもなりかねません。
「背の高い収納=収納力が高い」と言えますが、家族が実際に使える高さを考えて検討いただきたいと思います。
3: 玄関の靴箱リフォームの費用目安と
それでは玄関の靴箱リフォーム費用の目安を見ておきたいと思います。
玄関の広さや工事の必要性などで費用は変化しますが、ここでは一般的な目安をお伝えしたいと思います。
(1)カウンタータイプ
靴箱本体の費用が約2~3万円。靴箱を設置するためのリフォーム工事と合わせて、約5~10万円くらいが目安です。
(2)フロートタイプ
収納力によって費用は変化しますが、本体と工事費用を合わせて約15~30万円くらいが一般的です。
(3)壁面タイプ
フロートタイプより費用が少し安くなります。本体費用が約5~8万円。工事費用を合わせて約7~15万円くらいが主流です。
(4)シューズクロークタイプ
どのようなデザイン、どのような大きさにするか費用が変化します。
一般的な扉の付いたタイプですと総額で約20~35万円が目安でしょう。
玄関の靴箱リフォームは、現在の状態によっても費用が変わります。というのも、既存の靴箱を撤去しないといけない場合や、新しい靴箱を設置するときの床工事などによって、靴箱本体以外に工事費用が必要になることが多いからなんです。
ですから、あなたが玄関の靴箱リフォームを真剣に検討されているのなら、リフォーム専門の業者へ現地を見てもらってから見積もりを提出してもらいましょう。
住宅で同じものはありません。すべての住宅が少しずつ違っています。いくらネットで検索して、ご自身のお家にかかる正確な費用を知ろうと思っても、おそらく見つけることはできません。
まずはリフォーム業者へ見積もり相談していただくのが、もやもやとした時間を過ごさなくて良い方法です。
4: まとめ
玄関は散らかりやすい場所です。特に靴は散らかりやすいアイテムです。
もし、家族が増えて靴が片づかない。子供が大きくなって靴の数が増えた。もっと靴を増やしたい。
このようなお悩みをお持ちなら、今回の内容を参考にしてリフォーム専門業者へご相談いただきたいと思います。