トイレの詰まりは修理リフォームで解決!対処方法を紹介
トイレが故障すると大変困ります。その日中に何とか直したいものです。
そこで、故障する前に(軽い症状のあいだに)修理やリフォームで解決するのが一番。
今回はトイレの詰まりを解決する「修理」「リフォーム」それぞれについてお話していきます。
Contents
1: トイレが詰まる(流れにくい)症状と原因と対処法
トイレが詰まる、流れにくい。こういう症状には原因があります。そして原因があるなら対処法もあります。
(1)寿命
特に見た目では傷もなく、経年劣化はしているが比較的美しく使っている。このようにお手入れをされているご家庭でも、トイレが詰まることがあります。また、だんだんと流れにくく(水を出している時間が長くなっているなど)なっていることもあります。
こういうケースの原因で多いのが「寿命」です。そう、トイレにも寿命があります。
トイレって比較的見た目では頑丈に見えますし、室内に置かれている物なので劣化も進まない雰囲気があります。しかし、トイレはキッチンと同じくらい使用頻度が高いのです。
一般的には、一人が一日に2~3回は最低でも使うと思います。ということは、地味に劣化が進んでいるということなんですね。
例えば、トイレを部品別に見ていくと、こんな寿命になります。
- 便器やタンク
ひび割れなどがなければ「半永久的」に使えます。意図的に、または事故などで壊れない(実際は割れない)かぎり酷く劣化が進むことはありません。
- パッキンなどの内部部品
トイレの部品の中で寿命を迎えるのが、ゴムやプラスチックなどで出来ている内部部品です。一般的には5年~10年(長いものでも15年)が寿命だと言われています。
トイレの見た目に異常がないのに詰まりやすい、流れにくいという場合は「内部部品の寿命」を疑ってみてください。
では、寿命がやってきている場合の対処方法ですが、もっとも安価に済むのは、劣化している内部部品だけを交換することです。トイレの内部の深いところの部品を交換するのは難しいですが、DIYの経験がある人ならパッキン交換くらいですと可能です。
ただし、水を使う部分ですし、ニオイの原因になる部分でもありますので、きちんと接続部分を締めるようにしておきましょう。中途半端に接続できているだけですと、水漏れやニオイ漏れの原因になります。
(2)排水管
トイレの詰まりや流れにくいとき、部品を交換しても改善しないケースがあります。
こういう場合、疑うのは「排水管」の詰まりです。
排水管が詰まっていると、水が流れにくいので、流れなかった水が便器の中に溜まってしまいます。もし、何度も水を流しているのに、いつまでも便器の中に水が溜まったままだとすると排水管が原因と言えます。
排水管が原因の場合ですが、どんなにがんばって水を流し続けても出口が詰まっているので流れ出ることがありません。反対に便器の中に水が溜まってしまい、最後には溢れてしまう可能性もあります。
そんなことになるまえに、便器の中に水が溜まっているのなら専門の業者へ依頼して修理してもらいましょう。
便器やタンクの交換は必要ないケースがほとんどです。安価に済ませたいのなら、排水管の修理(もしくは掃除)で解決できます。
(3)水が流れない
根本的に水が流れてこない。こういうケース、タンクが原因です。
タンク式のトイレは、タンクに溜めた水を流し出すようになっています。もし
- タンクに水が溜まっていない
- 溜まっているけれど少ない
- レバーを引いても溜まった水がチョロチョロ出るだけ
こういう症状なら、タンクから出ている配管や、タンクの水を溜める内部部品が劣化しています。
これらも内部部品の交換や配管の修理をすることで解消できます。
(4)音がいつもと違う
水を流すと、いつもと違う音がする。これですが、近い将来に故障する可能性を示しています。
今はまだ大丈夫ですが、そのうち流れにくくなり、詰まるようになる前触れだと思ってください。
できれば、いつもと違う音が続いているのなら、今のうちに修理を依頼しておきましょう。詰まって困る前に対処することで快適に使い続けることができます。
2: トイレを修理だけで済ませるメリットとデメリット
トイレを修理で済ませるメリットとデメリットを見ておきます。
(1)自分で修理できる
メリットとしては、劣化部分によっては業者へ依頼しなくて済みますから、自分の好きなタイミングで作業をすることができます。
業者へ依頼したとしても、修理なので比較的スピーディーに解決できます。
(2)費用が安くつく
修理はリフォームよりも安価です。劣化している原因を見つけて交換や清掃すれば終わりです。
もし修理の費用がリフィームの費用と同じくらい、または高額だった場合は注意してください。詐欺的な作業をする業者の可能性が高いです。
(3)修理で済ませる判断基準
判断基準ですが「部品の劣化による交換」「配管の清掃」だけで終われるかどうかです。
これ以上の原因がある場合は、修理だけでは直せない可能性が出てきます。
3: トイレをリフォームするメリットとデメリット
リフォームした場合のメリットとデメリットも見ておきましょう。
(1)快適になる
最新型のトイレは快適です。高機能で衛生的です。見た目もスマート。おしゃれなトイレ空間に変わります。
便座に暖房機能がついているものもありますし、ふたが自動で開閉するタイプもあります。
一日に何度も使う場所ですから、快適になるとうれしいですね。
(2)費用がかかる
リフォームする場合のデメリットとしては、あなたもお気づきのとおり「費用が高い」ということです。
しかし、ここで覚えておいてほしいことがあります。確かにリフォーム費用は修理よりも高くなりますが、使い始めてからの光熱費(水道代や電気代)が安くなることがあります。
というのも最新型のトイレは「節電」「節水」機能が高いため、従来のトイレよりもランニングコストで節約できるようになっているからです。
さらに、もうひとつ知っておいていただきたいのが、最新型のトイレは「お掃除がラク」ということです。
自動洗浄機能やニオイの除去機能などもあります。水が流れるとき、渦巻き状に流れることでヨゴレを残さない工夫もされています。
特殊コーティングが便器に施されているものなら、ヨゴレが簡単に流れてくれます。
確かにトイレをリフォームすると高いですが、それだけの意味はあります。
(3)リフォームの判断基準
- 15年以上使っている
- 便器やタンクにひび割れがある
- 水道代が高い気がする
これらに当てはまる場合はリフォームを検討してください。
4: 業者へ依頼するときのポイントとは
トイレの修理やリフォームを依頼できる業者についてお話します。
(1)工務店
まず、お近くの工務店さんへ依頼することができます。
水まわりの工事をまるまる受けてくださいます。
(2)リフォーム専門業者
トイレの修理やリフォームなどを依頼できます。
リフォーム専門業者の場合、リフォームする部分によって得手不得手があります。トイレ工事の事例が多いところを選ぶと安心です。
(3)ホームセンターや家電量販店
便器の交換などを検討されている場合に依頼できます。
店頭に商品が展示されている場合もありますので、選びやすいのが特長です。
ただし、工事は外注さんになりますので、どうしても費用に中間マージンが発生しています。
(4)水漏れ専門業者
注意しないといけないのが、ポスティングなどで広告を入れてくる業者です。
消費者庁でも問題になっているところです。最初の見積もりよりも高額な請求が発生したり、必要の無い工事を追加工事として請求したり。何かと問題が出てくる業者です。
水漏れ専門業者へ依頼される場合は、ポスティングなどの広告ではなく自治体へ連絡して、自治体に登録している業者を紹介してもらいましょう。
5: まとめ
トイレの修理やリフォームは、15年くらい経過すると発生する可能性が高くなります。ただし、それよりも前には「音の変化」によって兆しはあります。
すでに困っておられる方は、今すぐ業者へ連絡して修理やリフォームを検討してください。その方が安心して暮らせます。
異音がしている、いつもと違う音がしている、という方は、近い将来に詰まりなどが発生するはずです。今のうちに点検を済ませておきましょう。必要なら修理を。良い機会なので快適にしたいならリフォームを。
毎日使う部分です。来客があれば使われる場所でもあります。いつでも安心して快適に使えるようにしておきたいですね。