テラスリフォームで暮らしを快適にするポイントとは?
リフォームの相談で「あると良いな」と言われるのがテラスです。テラスがあるだけで、気軽にペットと寛ぐこともできますし、家族で星空を楽しむこともできますね。
また、雨の日でも屋外の雰囲気を楽しめますから梅雨時期の雨が楽しみになるかもしれません。今回はリフォーム相談されることの多いテラスについてお話していきます。
Contents
1: テラスのリフォームをするメリットとは
リビングからつながるテラスがあると、家の空間が広がります。また、室内だけでは出来ないことも、テラスで楽しむことができるため、お庭にあると大変便利ですし、暮らしに豊かさも運んでくれるでしょう。
(1)もう一つのリビングとして
テラスの意味をご存じでしょうか?日本語にすると「大地」「高台」を意味しています。そして、この言葉のイメージから住宅のお庭にあり地面から一段高くなった場所を指しています。
多くのテラスを所有されているご家庭を見てみると、リビングからつながったところにテラスがあります。そのため、屋内のリビングだけではなく屋外のリビングが一体化するため、これまでよりも広い空間をリビングとして利用することができるでしょう。
また、屋内から眺めたとき、リビングとテラスの一体感を作ることで、広がりのある空間になるため、多くの方がゆったりと寛ぐスペースとして楽しんでおられます。
(2)BBQスペースとして
リビングとつながっているテラスなら、比較的簡単にテラスでBBQもできます。最近の住宅の間取りではLDKになっていますので、BBQの用意をしてすぐにテラスへ運べます。
こういう動線もテラスなら簡単に作れますので、楽しむための負担がありません。
(3)グランピング空間として
BBQセットが無くても、椅子やテーブルが無くても、テラスだけあれば家族みんなで楽しめるのがグランピングです。
アウトドア用のテントや寝袋を持ち出し、スマートフォンやパソコンの電源をOFF。テラスで星空を眺めるだけで普段とは全く違った時間の流れや景色を楽しむことができます。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭なら、テーマパークや遊園地へ行くよりも、お子さんの記憶に残る時間になるでしょう。
(4)安心して外出できる洗濯干しスペースとして
洗濯物って干して外出したときに限って雨が降るものです。しかし、屋根付きのテラスがあれば、ちょっとくらいの雨でも安心。
強い雨や風の強い日の雨でなければ、少し手前に干しておけば、ほとんど濡れることもありません。買い物へ出掛けているとき、急に空模様が変わっても慌てなくて良いのは、大変うれしいですね。
(5)掃除が簡単でいつも清潔
テラスの床には一般的に木材やタイルを敷き詰めます。そのため椅子やテーブルを置いても脚の部分に土やドロが付くことはありません。そして、ここが肝心ですが万が一、洗濯物を干していて落ちたとしても、土やドロが付いて洗い直す必要もありません。
普段のお掃除は、ササッと掃き出すだけでOK。簡単に使えるのは最大のメリットだと思います。
2: テラスのリフォームで注意しておきたいこと
テラスリフォームを検討されるとき、注意しておいて頂きたいことがあります。
(1)屋根はあった方がいい
テラスを設置される場合、出来れば屋根を付けておくことをおすすめします。屋根を付けるだけで雨の日も使える空間になります。
また、屋根があると趣味の道具を手入れする場所にもなりますし、グランピングやBBQを楽しんでいるとき、急な天候の変化に慌てる必要もありません。
屋根には
- ストレートタイプ
- カーブタイプ
- 波板タイプ
などがあります。基本的には住宅とのバランスで選ぶことになります。ただ安すぎるものは、傷みやすいこともありますので、耐久性やゴミの溜まりにくさなどをリフォーム業者と相談して頂きたいです。
色に関してのアドバイスとしては、基本的にサッシの色に合わせると外すことはありません。
(2)段差はない方がいい
テラスの高さに関してのアドバイスです。住宅の作りや地面の状態にもよりますが、可能ならリビングやダイニングの出入り口と合わせておくと一体感が増します。
また、段差のない状態を作ることで使い勝手も向上します。
せっかくテラスを作ったのに、段差があるから面倒に感じて使わないまま。知らない間に物置になっていた。これでは悲しいですね。
デザインだけではなく、使い勝手を考えておくことも大切です。
(3)床材の選び方に注意しよう
用途だけを考えますと「硬い素材」ならOKです。そのため次のような素材を使うことがあります。
- タイル
- レンガ
- コンクリート
- 石
- 木材
木材の場合はテラスという呼び名ではなく「ウッドデッキ」と呼びます。
テラスの床材としておすすめなのはタイルです。理由は「お掃除が簡単」だからです。お掃除しやすいということは、テラスでガーデニングを楽しむのも簡単だということです。汚れればササッを掃除できます。
タイル以外なら、最近ではテラコッタやセラミックタイルを利用されるケースもあります。あなたの住宅の印象と、使い方を業者と相談してみてください。
3: テラスと似ているサンルーム
テラスと似ているものにサンルームがあります。この2つの違いは税金に関係してくるかどうか。
というのも、テラスは「スペースの延長」なのですが、サンルームは「部屋の増築」になるんですね。
そのためサンルームを作るときには、部屋の強度などが建築基準に適しているかどうかの確認が必要になります。そして部屋の増築は「床面積の増加」になりますので、ガレージと同じように住宅に掛かる税金がアップする可能性も出てきます。
4: テラスのリフォーム費用相場
テラスの面積や地面の状態。床材や屋根の取付けなどで費用相場は変化します。ここでは一般的な相場をお話します。
ウッドデッキの場合ですと、20万円~50万円
タイルの場合ですと、15万円~30万円
ここに屋根を追加したり、デザインにこだわったりすると費用も比例して高くなっていきます。
また、地面の状態やテラスをつなぐリビングやダイニングの入り口部分に修繕が必要なケースも希にありますので、そういった場合は修繕費用が必要になってきます。
ここで覚えておいて頂きたいのは、テラスのリフォーム費用は現地調査してみた上で、お客様のご要望をお聞きしないと確かな金額をお伝えできないということです。
世の中には「激安店」もございます。しかし、注意して頂きたいのは、テラス工事の費用は安くても、それ以外の工事が追加費用として請求されることがあることです。こういった場合、当初の予算を大幅にオーバーすることも考えられます。
リフォームのときには、価格だけにだまされないでください。確かな見積もりで契約し、追加工事が必要な場合は、前もってお互いに承諾を得てから工事を進める必要があります。
5: まとめ
テラスを追加することで暮らしが豊かになります。また、ご家族とのコミュニケーションも増えるでしょうし、小さなお子さんがいらっしゃるなら、忘れられない思い出を作ることにもなるでしょう。
そして、最近では屋上にテラスを作られる方も増えています。庭が手狭で難しいと諦めておられたご家庭でも、屋根を利用してテラス設置できる住宅もございます。
「うちにもテラスがほしい」と感じられたなら、アップクラフトまでお問い合わせください。あなたの住宅事情や楽しみ方を丁寧にお聞きし、最適なプランをご提案させていただきます。