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二世帯住宅のストレスは解消できる!リフォームで理想の暮らしを手に入れる間取りとは

 
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二世帯住宅へのリフォームを考えておられる方は、必ずインターネットで「同居したらどんな感じなんだろう」ということで、いろいろと調べておられることでしょう。

 

そして調べてみると、目に付きやすいのがこんな話ではありませんか?

二世帯住宅に住み始めて数ヶ月です。日々後悔の気持ちでいっぱいです。子供の出産をきっかけに同居の話が持ち上がり、いずれは同居しないとねという気持ちもあったのと、アパートに住んで家賃を払うより早いうちにローンで完全別の二世帯住宅を建てた方が負担も少ないだろうということで、実家を二世帯へリフォームしました。でも、今はすごく後悔しています。

実は、このような結果になるのは二世帯住宅を検討したときに原因が潜んでいます。

今回は、二世帯住宅へのリフォームで、こんな思いをされないためにストレスの解消法や理想の暮らしを手に入れるポイントについてご紹介していきます。

 

1: 二世帯住宅でストレスになることとは

二世帯住宅でストレスになりやすいのが次の4つです。

 

これまで二世帯で暮らした経験のある方にとっては「別に・・・」ということなのですが、両親と自分(+兄弟)だけで暮らしていた人にとってはストレスになりやすいポイントです。

 

(1)いきなり入ってくる

二世帯で暮らしていると、いきなり親世帯が部屋へ入ってくることがあります。

 

特にリビングのような「家族の集まる部屋」へは、ノックも無く入ってきますので(当然ですが)、家の中でゆっくりできないと感じることでしょう。そのためリラックスする部屋に居ても、いつでも身構えた状態になってしまいストレスの原因になります。

 

(2)友人が騒がしい

これはお互い様という部分なのですが、人のことは気になるもの。

 

親世帯の友人が家にやってくると、とにかく話が長く声も大きめになりますので「もうっ!静かにして!」というように感じやすいです。

 

親世帯は年を重ねることで、声が聞こえづらくなるため、どうしてもはなす声も大きくなりがちです。

 

気にしなければ問題ないのですが、一度耳につくと離れませんのでイライラもマックスになりますね。

 

(3)物音がうるさい

これ、ストレス原因に多いのですが、親世帯が自分たちの部屋で何をしているのかわからないのですが、なぜがガタガタ、バタバタと物音がうるさいという問題もあります。

 

実状として、子世帯に何か影響があるわけではないのですが、一日中部屋から物音がしていると落ち着かないのもわかります。

 

(4)居場所がなくなる不安

親世帯に多いのですが、自分たちの知らない間に子世帯が家の名義を変えてしまい、自分たちは追い出されるかもしれないという不安もあるようです。

 

一度、こういう不安を持つと、暮らしの中の行動や言動がすべてマイナスに感じられますので、勝手に不安を雪だるま式に増やしてしまう人もいるんですね。

 

2: 二世帯住宅のストレスを解消する方法(暮らし編)

暮らしの中で二世帯住宅のストレスを解消する方法として次のようなことがあります。

 

(1)時間をコントロール

義両親の行動や物音などが、ものすごく気になるようでしたら、家に居る時間を減らすという方法をとっている方もいらっしゃいます。

 

  • パートに行く
  • 散歩に行く
  • 買い物に行く

 

この方法は短期的には有効ですが、何ヶ月も続けるのは難しいです。それに、自分の居場所が無くなっている気にもなりますので、イライラが爆発しそうな時に使いたい解決方法だと言えるでしょう。

 

(2)居場所を確保

自分専用の居場所を確保しておくことも有効です。

二世帯住宅だと言っても、個人の部屋があっても良いのです。

 

(3)自分空間を作る

自分がリラックスできる空間を作りましょう。

 

音楽やアロマなどで自分の空間を作れると、ストレスも解消しやすくなります。

 

音楽にクラシックを選ぶと、かなり優雅な雰囲気に変えることもできますね。

 

(4)意識を変える

例えば、義両親の友人がやってきた場合、「うるさくなるな」と考えることもできれば、「認知症予防にプラスだよね」と考えることもできます。

 

部屋の中からバタバタ、バンバン物音がしてきた場合「何をしてるんだか。うるさいな」と考えることもできれば、「フレイル対策か」と考えることもできます。

 

人には「好きな人」「苦手な人」がいます。同じ事象でも好きな人にはポジティブな考え方、苦手な人にはネガティブな考え方をしがちです。

 

今日からすぐに考え方を変えることは簡単ではありません。でも、少しずつ感じ方の意識を変えるようにすると、ストレスも軽減されていきます。

 

(5)二世帯でなくても悩みが出るかも

こんな考え方もあります。

 

もし二世帯住宅でなく、戸建て住宅で自分たちだけが暮らしていたとしても、隣や裏に引っ越してしていきた人が、

 

  • バンバン物音がうるさい
  • 話し声がうるさい
  • 隣のリビングから庭越しにこちらを見ている

 

ということもあります。

 

これってかなりのストレスです。そしてご近所なので注意することもできません。関係がこじれると暮らしづらくなりますから。

 

結局、二世帯でなくても、どこにどんな形で暮らしていても、同じようなことにストレスを感じる可能性はあるのです。

 

こういった事象が起こったとき、簡単に解決できるのは賃貸住宅で暮らしている人くらいでしょう。我慢できなければ引っ越しすることができますからね。

 

3: 二世帯住宅のストレスを解消する方法(間取り編)

二世帯住宅のストレスを解消する方法として「間取り」があります。

 

(1)プライバシーを守る

二世帯住宅で暮らすとき、ストレスを解消または軽減するためには「お互いのプライバシーを守る」という意識で間取りを考えましょう。

 

家族だからと言っても、それぞれの価値観や考え方、気分の違いもありますからプライバシーを守ることは大切です。

 

(2)完全分離を目指す

プライバシーを守ること。二世帯それぞれの世帯における価値観の違いを守ることを考えるなら、完全分離型の間取りを第一候補として検討するのがおすすめです。

 

家の内部でつながっていますが、基本的には別々の家がある状態です(ハイツに近いです)。

 

4: 同居する前に知っておきたい二世帯の注意点

二世帯で同居する前に知っておいてほしい注意点があります。

この注意点を意識して、本当に二世帯が良いのかどうかを考えてリフォームを検討していただければ幸いです。

 

(1)分離した方が暮らしやすい

完全分離型の間取りを第一候補に考えましょう。先ほどもお伝えしましたがプライバシーを守りやすいのが暮らしやすさにつながります。

 

敷地面積や費用の関係で「一部共用」にする場合は、

 

  • キッチン
  • 浴室
  • トイレ
  • 洗面

 

これらの場所を別々にしておく方がストレスも少なくなります。

 

(2)二世帯のメリットデメリット

二世帯住宅にはメリットとデメリットがあります。

 

メリットは、

 

  • お互いの暮らしをサポートできる
  • リフォーム費用の負担が少なくなる
  • 経済的な面もお互いサポートしやすい

 

デメリットは、

 

  • 間取りによってはプライバシーを守りにくい
  • 暮らしの価値観が大きく違うと暮らしづらい

 

自分たちにとって、メリットが大きいのかどうかを考えてもらうと良い選択ができると思います。

 

(3)リフォーム費用

リフォーム費用ですが、お互いの負担分を明確にしておきましょう。

 

お金でこじれると、親子とゆえども最後まで引きずってしまいます。

またご兄弟がいらっしゃる場合ですと、余計に話がややこしくなることもありますから、遺産相続なども含めてきちんとした取り決めをしておきたいですね。

 

(4)経済的なこと

二世帯住宅で暮らすと、光熱費や食費、税金など経済的な負担をどのように分割して払うのかでトラブルになることもあります。

 

例えば光熱費などは、親世帯は一日中家に居ることが多いので電気を使う。子世帯はシャワーを使うことが多いので水道代がかさむ。

 

単純に光熱費を半分ずつ負担することにすると、どちらかに不満が出てくる可能性もあります。

 

経済的な負担の分割方法に一般的なルールはありません。お互いの世帯同士で暮らしをスタートする前に、きちんとルールを作っておきましょう。

 

それが快適に暮らせる方法でもあります。

 

5: まとめ

二世帯住宅へのリフォームを検討されているなら、今回お話した内容を参考にしていただきたいと思います。

 

二世帯住宅リフォームを専門にしているアップクラフトとしては、こういったポイントがわかっていますので、大きな決断をする前にご家族同士で意識の共有、価値観の違いを理解してもらいたいのです。

 

もし、ご家族だけでは話づらい。まとまらない。そんなときは、アップクラフトへご相談ください。

 

これまでの経験と実績から、あなたのご家族のお話を丁寧にお聞きし、最適なプランをご提案させていただきます。

 

当然ですが、お話をお聞きした結果、二世帯住宅が向いていないご家族の場合は、率直に「別々の方がいいんじゃないですか」とお伝えさせていただきます。

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