戸建て住宅の内装リフォームの費用相場と失敗しないポイントとは
戸建て住宅の内装をリフォームしようと考えたとき、気になるのが「いくらくらい必要?」ということがあると思います。
予算に限度が無いのなら、こういった心配をすることはありませんが、そんなことはありませんよね?どこのお宅でも予算はありますし、予算オーバーできる限度というものがあります。
そこで今回は、戸建て住宅の内装リフォームも承っているアップクラフトが、リフォーム費用の相場や、リフォームに失敗しないポイントについてお話していきます。
Contents
1: 戸建て住宅のリフォーム費用相場とは
戸建て住宅のリフォームには、次のようなケースによって費用相場が変化します。
(1)戸建て住宅リフォーム費用
一般的な大きさの戸建て住宅の場合、大きな間取り変更や耐震補強、断熱対策などを行うと、1000万円以上必要になることがあります。
間取り変更や耐震補強、断熱対策などは必要なく、水回りやクロスの張り替え、床の張り替えなどがメインとなるリフォームなら、200万円~500万円くらいの費用が相場になっています。
もし現在お住まいの住宅が、築30年以上経過している場合は、現在の耐震基準に対応していないこともありますので、これからも同じ住宅で暮らすなら安全面を考えるとリフォームのときに「耐震補強」は必要になってくるでしょう。
(2)原状回復リフォーム費用
大きな変更はなく、住宅内の設備やクロスや壁が古くなってきたので新しくしたい。原状回復のためにリフォームをされるケースもあります。
原状回復リフォームの費用相場は次のようになります。
- 水回りの設備入れ替え → 200万円前後
- キッチンを移動 → +25万円前後
- 和室を洋室に変更 → +55万円前後
- クロスの張り替え → +20万円前後
- フローリングの張り替え → +40万円前後
おおまかですが、こういった費用相場になります。キッチンだけではなく、トイレや浴室もリフォームされる場合は、
- トイレ → +15万円前後
- 浴室 → +80万円前後
- 洗面台 → +10万円前後
このようになります。
(3)リノベーション費用
かなり古い住宅の場合、内装だけでもリノベーションしようという方もいらっしゃいます。
リノベーションは住宅の状態によって工事をする範囲が変わりますので、費用相場をお伝えするのが難しいものです。
ただ、これまでの経験から申し上げますと、次のような費用相場になることが多いです。
- 延べ床面積が20坪 → 300万円~500万円
- 延べ床面積が30坪 → 400万円~600万円
- 延べ床面積が40坪 → 600万円~1000万円
- 延べ床面積が50坪 → 1000万円~1800万円
あくまでも相場ですので、お住まいの住宅を調査してみないと正確な費用を出すことはできません。ただ、予算の参考にはなると思います。
(4)リフォーム費用が大きく変わるポイント
戸建て住宅のリフォーム費用は、住宅の築年数や状態によって大きく変わってきます。また、どういったリフォームをするのかによっても費用が大きく変わります。
そのため、インターネットであれこれリフォーム費用を探しても、目安や参考にはなりますが、実際に必要な費用を知ることはできません。
そのため戸建て住宅のリフォームを行う場合には、リフォームしたい部分と予算をきちんと決めておくことが大切になってきます。
2: リフォームで費用の負担を軽減する方法
リフォーム費用は、自治体や国の制度を正しく利用すれば、費用の負担を軽くできる場合もあります。
(1)減税制度が適用されることも
リフォーム内容によっては、25万円の所得税減税が行われることもあります。
- 耐震リフォーム
- 省エネリフォーム
- バリアフリーリフォーム
こういったリフォーム内容を行うことで、減税されることもありますので、リフォームする前に住宅のある自治体窓口へ確認しておきましょう。こういった情報は、自治体ホームページから探すのは難しいことが多いため、窓口で相談するのが手っ取り早いです。
(2)補助金制度が利用できることも
地方自治体によって条件などは違いますが、
- 耐震リフォーム
- 省エネリフォーム
- バリアフリーリフォーム
こういったリフォームを対象として「補助金」が利用できることもあります。ただし、補助金制度は先ほどもお話しましたとおり「自治体」が行っているものなので、どの自治体でも必ずあるというものではありません。また、こういった情報は見つけにくいことが多いため、地元のリフォーム業者や自治体窓口で確認することを忘れないようにしましょう。
(3)目的を明確にすれば費用減を可能
リフォーム費用の負担を少なくするためには、減税や補助金以外に、どういったリフォームをするのか、目的を明確にするだけでも費用減出来る可能性が出てきます。
リフォーム費用が予算よりも増えてしまうケースでは、目的が明確でなく、あれもこれもとやってしまい、最後に金額を見てびっくりすることになります。
3: 具体的にリフォームを検討するときの注意点
「そろそろリフォームを」と検討するときの注意点をお話します。
(1)リフォームのタイミング
リフォームの内容によっては、工事期間が長くなることもあります。例えば浴室を新しくする場合なら、ユニットバスでも最短で3日くらいは自宅で入浴できないことになります。
他の場所のリフォームも、工事内容によっては完成するまで部屋に立ち入れないこともあります。季節や家族の予定なども考慮して、家族全員が納得できるタイミングを見つけておきましょう。
(2)住宅の耐久性も考慮しよう
築年数がかなり経過している住宅の場合、内装リフォーム工事が難しいくらい耐久性が低下していることもあります。
耐久性が低下している住宅へ、無理に内装リフォーム工事をすると、建物にダメージを与えてしまい、工事ができなくなることもあります。
築年数がかなり経過している場合は、リフォーム相談と一緒に家屋の診断も行っておきましょう。
(3)目標を明確にしないと予算オーバーになることも
どの部分を、どのようにリフォームするのか。目標を明確にしておかないと予算オーバーを招くことにもなりかねません。
こだわる部分とそうでない部分をはっきりしておくことが大切です。
(4)施主支給は十分に打ち合わせしましょう
リフォームを依頼される方が、事前に必要な材料や設備を準備しておく方法があります。もし、あなたが施主支給でのリフォームを考えておられるのなら、材料や設備を正しく揃えておくために、前もってリフォーム業者と綿密に打ち合わせをしておきましょう。
4: 失敗しないリフォーム業者を選ぶポイント
戸建て住宅の内装リフォームを失敗しないためには、業者選びが大変重要になってきます。
(1)あなたの価値観や趣向が合うかどうか
リフォーム業者を選ぶとき、費用や工期も重要ですがもっとも重要なのは、あなたの価値観や趣向と合う業者かどうか。
ここが合っていないと、何度相談しても理想の住宅にならないこともあります。価値観や趣向は技術力の高い低いとは違います。お互いの「好み」なので、理論的な説明はお互いにできません。
「似ているな」という感覚が大事です。
(2)使い勝手も含めたアドバイスがあるかどうか
リフォームの専門家として、経験や実績から使い勝手の良い方法をアドバイスしてくれるかも大切です。
見た目は良いけれど使えないでは、リフォームしても困ります。
(3)業者が得意としているリフォームかどうか
業者によって得意としているリフォームがあります。これは事例を見せてもらうとわかります。
得意としているリフォームの方向性と、あなたが描いているリフォームの完成イメージが近いのなら話を前向きに進めましょう。かなり違っているのなら、縁が無かったということです。
5: まとめ
戸建て住宅の内装リフォームは、どの部分をリフォーム対象にするのかで費用相場も大きく変わってきます。
アップクラフトにご依頼いただく工事として多いのは、キッチンの原状回復リフォームです。後は、浴室やトイレのバリアフリーリフォームです。
年齢や家族構成の変化によって、暮らしやすさの基準は変わります。安全で安心して暮らせるために、適切な部分をリフォームしてください。